「大好きなインドで“今この瞬間”に挑戦したい」北出望さんインタビュー

 

大好きなインドで”今この瞬間”に挑戦したい 北出望さんインタビュー

 

みなさん、こんにちは!Miraist編集部です。

今回インタビューをさせていただいたのは、インド転職をし、今は日系総合商社に就職してインドでの生活を満喫している、北出望(のぞみ)さんです。

なぜインドを選んだのか?のぞみさんがインドに惹かれる理由とは?

インドへの溢れ出る愛を、お話してくださいました!

 


小さい頃から英語に触れ、英語が得意だった学生時代

 

―幼少期はどのような子どもでしたか?

面白いことや変わったことが大好きな子どもだったと思います。好奇心旺盛で、目立ちたがり屋でしたね。また、親の影響もあって英語が好きでした。初めてお小遣いで買ったものは洋楽のCDで。英語で歌詞を覚えて歌っていましたね。

 

―英語が身近にあったのですね。学校に入ってからも英語は得意科目だったとか?

そうですね、中高では英語の成績はずば抜けてよかったです。とにかく英語を学びたいという気持ちが大きく、得意科目でした。私には英語しかない!と思っており、大学を選ぶ時も英語を学べるところを探していました。結果的に、東京外国語大学の外国語英語専攻に合格することができ、入学しました。

 

―大学時代ではどのようなことをしていたのでしょうか?

国際協力系の団体で活動していましたね。1~2年の頃は必修の科目が多く、勉強漬けの日々を送っていました。でも、まわりの人の英語力の高さや、話す英語ができないことを思い知らされ、自分の得意であった英語がどんどん苦手に思えてきてしまって。かなり自信を失って、辛い時期がありました。生の英語に触れたい。英語を使わないと死んでしまうような環境に身を置かないとやっていけない。そう思って、留学を決意しました。

 

インド就職を果たしたのぞみさん

 


生の英語に触れる環境で自信を取り戻す

 

―留学はどちらに行かれたのでしょうか?

大学3年の夏から1年間、カナダの田舎街に留学しました。大学1年の時に1ヶ月間カナダでホームステイしていたこともあり、またその地に戻りたいという思いからカナダを選びました。生きた英語に触れるいい機会でしたね。

 

―留学後は何を専攻していたのですか?

言語学です。外語大では3年生の時に専攻を決める必要があるのですが、大学2年の時に外語大で出会った語学の先生のおかげで言語学の面白さに気付き、英語を言語としてもっと極めようと決めました。卒論を英語で80枚書いたのもいい思い出です。英語の上達を感じた留学でもあり、自信を取り戻した貴重な経験でした。

 

―素敵な出会いですね!

 

インド転職をしたのぞみさん

 


インドに惚れ込み、初の一人旅はバラナシへ

 

―インドの魅力を知ったきっかけは?

大学で知り合ったある先輩から、旅をする醍醐味や世界に飛び込む話を聞いて、「まだ知らない世界を見てみたい!」と思ったのがきっかけです。また、とある知人から「インドだけは絶対に行ったほうがいい」とインドの魅力を語られ、ありとあらゆるインドの話を聞いていたので、卒業旅行にバラナシを選びました。初めてひとりでバックパックしたのが、インドのバラナシでしたね。

 

―初めての一人旅がインド、しかもバラナシってすごいですね!

インドに行く前からインドの虜になっていて、「バラナシに行かないと死ねない!」と思っていましたね(笑)2週間、バラナシでの生活にどっぷり浸かっていました。

 

―実際初めてのインドはどうでしたか?

陳腐な言葉になってしまいますが、とてつもないエネルギーを感じました。自然も大きく、人との距離も近くて、一人旅をしたのに終始一人ではないようで。初めはやはり怖いと思う部分もあったりしましたが、多くの人と知り合って、インドに流れる空気を感じるうちに心の落ち着く居場所が出来てきて。ここには絶対帰って来よう!という想いで卒業旅行を締めくくりました。

 

初めての一人旅でガンジス川に

 


新卒では大手メーカーに就職

 

―卒業してからは、どのようなお仕事をされていたのでしょうか?

日本の質の高い製品を世界に広めたい、そして自分自身の成長も期待したいという思いから、某大手家電メーカーに就職しました。私が新卒で入ったのはグローバルに展開している会社で、インドにも拠点がありました。初めは国内営業をしていましたね。

 

―大好きな英語は使える環境だったのでしょうか?

正直なかなか英語を話す機会がありませんでした。一方で、そのような環境にいたことで、英語を使って仕事がしたいという思いが自分の中で膨らんでいくことに気づきました。まだ若くて失敗が許される今、大好きな英語を使える環境に行きたい。同じ失敗をするなら大好きなインドで挑戦したい。というきっかけにも繋がりましたね。社会人1年目のゴールデンウィークには、またバラナシを訪れたほどインドにはまっていました。

 

インドのバラナシは“呼ばれた人”しか行かないとよく言われますが、まさにのぞみさんはバラナシに呼ばれ続けていたのですね!

 

インドの子どもたちとのぞみさん

 


インド就職を決意した理由

 

―就業していた会社にはインド拠点があるとお聞きしましたが、駐在員ではなく現地採用を選んだ理由は?

3年ほど働いた後駐在員としてインドに行くという選択肢もあったのですが、私は現地採用を選びました。駐在員としてインドに行くということは、インド支社で現地のインド人をマネジメントする立場になるということだと自分では考えていたので、私はインド人と同じ立場で一緒に働いて支え合える現地採用としてインドで働くことを選びました。

 

―なるほど!最終的にインド転職に踏み出すきっかけとなったのは?

先程お話したインドと私をつなげてくれた先輩に言われた「若さは有限。時間はないよ」という言葉が背中を押してくれました。この言葉はいつも胸にとどめています。生き急いでいるわけではないのですが、未来は「今この瞬間」の連続でできているから、「今この瞬間」を無駄に費やすことはできないなと考えていて。先輩からもらった一言で、若い時間の使い方を考えましたし、心の奥底で眠っていた本音が動き出しました(笑)今でも先輩にはとても感謝しています。

 

―インドに転職することは親御さんも伝えていたのでしょうか?

インドに転職することは、心配させたくないというのもあって親には秘密にしていたんです。でも、ある時忙しい日々が続いてストレスから気絶してしまったことがあって。

 

―気絶…!親御さんも心配したのでは?

はい、私は当時一人暮らしをしていたのですが、親に泣きながら電話をかけて。話している時に、「インドに転職する」ということをポロッと言ってしまったんです(笑)父は駐在としてインドに行くチャンスが失われることを懸念していましたが、母は「自分がやりたいことがあるなら行ってらっしゃい」と言ってくれました。やっと話せて、心が軽くなりました。

 

インドで就業して満喫した生活を送っているのぞみさん

 


インドでのお仕事

 

―今はどのようなお仕事をされているのですか?

日本製品の輸入と販売を担当しており、日本のブランドを広めるサポートをしています。主に日本からのお客様のアテンドもしますし、またはSNSの活用、イベント参加を通じて製品認知の広め方を考えながらインド人スタッフ、本社の方々と連携を取ってインド進出をサポートしています。

 

―どういう時にやりがいを感じますか?

感謝される時ですね。インド人スタッフと一緒に頑張ろう!と支え合う中で、インド人の同僚から感謝の気持ちを伝えられる時は本当に嬉しいです。細かいニュアンスがインド人スタッフに伝わらないこともありますが、お互いの“当たり前”が違うことを認め、同じゴールに向かって一緒に仕事することに私はやりがいを感じています。ほぼ英語で仕事をしていますが、大好きな英語を使えることにも幸せを感じていますね。

 

―お互いの“当たり前”が違うことを認めることは、文化やバックグラウンドが違う人と一緒に働く上で欠かせない大切なことですよね。

そうですね。相手を尊重する気持ちを忘れずに、ひとつひとつ、わからないことは積極的に聞いて、そして私からも伝えたいことは丁寧に伝えていこうと思っています。

 

バラナシ・ガンジス川にて

 


自分が自然体でいられるインドでの生活

 

―インドの休日はどのような過ごし方をしていますか?

そうですね、モールでお買い物をしたり、家でゆったり過ごしたりしています。ローカルマーケットやスーパーも家の近くにあり、オートに乗って50ルピー(約80円)で色々なところに行けるので、生活は困っていません。この前は、金土日の3日間で弾丸バラナシ旅に行きました!以前バラナシに旅した時に知り合ったインド人の友達がいるので、バラナシに行く度に案内してくれて。バラナシには4回行きましたが、飽きないですね。

 

―4回も!インドがのぞみさんを虜にする理由は何だと思いますか?

インドは自分が自然体でいられる場所であり、すべてを包み込んでくれるからだと思います。一言でいえば、「なんでもありの国だから」ということかもしれませんが。自分の感情に素直で居られるところや、人との繋がりの強さが心地良いですね。そして何よりデザインやファッションに見られる妖艶さも大好きです!「死ぬなら、バラナシがいい!」と思っています(笑)

 

―溢れ出るインド愛がすごいですね!やはり今後も長くインドで生活しようとお考えでしょうか?今後のビジョンをお聞かせ下さい。

インド転職を決めて、インドで生活するというひとつの夢が叶いました。インドでの仕事を通して、自分の強みと弱みがだんだん分かってきた一方で、それを今後の人生やキャリアでどう活かせるかまだ見えてないので、今は目の前のことをこなして、見つけていきたいと思っています。これからもインドや海外に関わることはしていきたいですね。

 

バラナシ・ガンジス川にて

 


インド就職・インド転職を目指す日本人女性の方へのメッセージ

 

―最後に、インド就職・インド転職を目指す日本人女性に向けてメッセージをいただけますか?

「若さは有限。時間はない」

そして、若い時にあらゆる失敗をしておくべきだと思います。私はもともと器用に生きられないタイプなので、失敗しながらも自分から挑戦できるのは「今この瞬間」、この愛する国でしかできないなと思いました。今何か感じていることがあれば、「今この瞬間」の自分は幸せかを考えてみてください。キャリアについても、人生経験についても、あなたの答えになれるような環境が、きっとインドには用意されていると思います!

 

―のぞみさん、素敵なお話をありがとうございました!

 

インタビューに協力してくださったのぞみさん

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