代表関野

こんにちは!関野です。

今回お届けする「パッション関野の採用&人事 お悩み相談室!」第11回では、インドでインド人をマネジメントする上で大切にすべきことについて書かせていただきました!

ということで、マネージャーっぽい写真を選んでみました(笑)

インド人部下を率いる上で大切なこと

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相談者:4月からインドに赴任が決まりまして、始めて管理職に就くことになります。海外赴任の経験もなく、かつインド人部下5人のマネジメントをいきなりやるということで頑張ろうという気持ちと、不安な気持ちが交錯しているのが正直な気持ちです。マネージャーとして何を大事にしてどういう状態を目指せば良いでしょうか。

関野:大事なことはたくさんありますが、まずは信頼関係を築くことに尽きると思います。

インドでマネジメントが効いている企業で共通しているのは、日本人駐在員とインド人ローカル社員との間に強い信頼関係があることです。その上で、インド人に一定範囲で裁量を持たせて業務遂行させ、定期的にそのレポートチェックをしてPDCAを回していければ良いですよね。

とかく駐在員は負荷がかかっている方が多く、特に営業の方は自分の担当地域のみならず、ともすればインド全土を見ることになり、出張が多くなる傾向があります。駐在員が出張等で不在でもしっかりと回る組織を作る。そして駐在員が日本に帰任しても、インド人社員だけで回る組織を作って残す。これが日本人駐在員に期待される最大の役割だと思います。

相談者:具体的にはどうすれば良いのですか?

関野:私は業務面とプライベート面両方で工夫・努力することをお勧めしています。業務面では、やはりマネジメントとしての率先垂範です。京セラ創業者の稲盛和夫氏も「どんなに多くの、どんなに美しい言葉を並べ立てても、行動が伴わなければ人の心をとらえることはできません」とおっしゃっています。根気強く、繰り返し繰り返しご自身の背中を部下に見せ続けてください。

また、プライベート面ですが、定期的に「外で遊ぶ」ということを実践して頂ければと思います。部下のインド人が飲める人であれば飲みでもいいですし、飲めなくても一緒に日本食レストランなどに連れていってあげれば喜ぶと思います。

加えてお勧めしているのはホームパーティに招いたり、逆に部下の家を訪問することですね。部下の家に訪問の際は、ご家族の前でその部下の良いところをしっかりと褒めてあげてください。インドでは親の意向は絶対ですので、親の期待に応えるためにもその部下はますます頑張れるのではと思います。応援しています!

一緒に働くのは ”人”

マネジメントはもちろん簡単なことではありません。ましてや日本ではない国で、そして文化やバックグラウンド、価値観が違う人をマネージするのはより大変だと感じる方も多いと思います。今まで相談を受けてきて、不安に思っている方も多いと感じました。

ですが、一緒に働くのは同じ ”人” です。以前の記事でも言っていたかもしれませんが、人間関係を築く上でやはり信頼し合うことはなによりも大切。そして、良い関係を築くには少なからず努力が必要です。これは国境や国籍は関係なく、世界共通だと思います。インドでともに、頑張っていきましょう!