代表関野

こんにちは!関野です。

今日も娘を保育園に預けてから仕事に行きました!
上の写真は、朝オフィスに着いた時の写真です。

さて、今回お届けするのは、インドの日本人現地採用についてのご相談。

最近は、現地化をご検討される企業様からの日本人人材の引き合いが高まっております。ですが、英語力を始めとするスキルや今までの経験、ポテンシャル…

何を意識して現地採用の方を採用すればよいか、悩む人事の方は多いです。

この回では、ひとつ知っていただきたい視点を書かせていただきました!

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何を意識してどのような人材を採用すべき?

相談者:日本人現地採用において、主に何に意識して人を採用すべきでしょうか。これまで駐在員が担ってきた日系企業への営業活動を、今後は現地採用の日本人に切り換えて行こうと考えています。
弊社は普段の顧客接点が多い業界なのですが、日本人顧客の指向性を理解した上で、どのような人を採用すべきか教えて下さい。(40歳/不動産系駐在員向けサービス業/管理職)

関野:色々なポイントはありますが、日本人顧客は「世界一シビア」ということを意識してみるのも一つだと思います。

2017年に行われた米系カード会社の世界9市場での意識調査によると、「購入先の変更を検討する前に、何回までならひどい顧客サービスを我慢できるか」の問いに対し、一度でもひどい顧客サービスを受けたら直ちに別の会社に替えるとの回答は、日本を除く8市場では23〜37%となり、大半の人が「2回か、それ以上我慢できる」と回答。
日本のみが「一度でもひどいサービスを受けたら直ちに別の会社に替える」割合が56%と過半数を占め、9市場中、突出して高い結果でした。

勿論これは選択肢が多い日本市場の場合であり、この数字が在インドの日系企業全てに当てはまるとは思いませんが、日本人顧客はこのような傾向があるということを踏まえていく必要があるかと思います。

相談者:そうですね、「出入り禁止」状態になったら最悪ですものね。

正直、まだまだインドを目指す日本人は、他アジアの国と比べて少ないですよね。ですので経験よりもある程度ポテンシャルで採用する必要性はまだまだあるのですが、その中でも重視すべきは、御社の業態を考えて「丁寧さ」「顧客志向」だと思います。

例えばメール一つとってみても、機械的なメールを送っていないか、相手のことを慮った文面になっているか、など顧客は見ているのではと思います。

これ、簡単そうで意外にできている人は少ないのです。今後、インドの市場がますます大きくなっていき、同業他社が増えていくと最後にはしっかりと顧客と向き合って丁寧なサービス提供ができている企業のみが生き残れるのだと思います。