こんにちは、関野です!
パッション関野と呼ばれている私ですが、自分で「パッション関野」と言うと少し恥ずかしい今日この頃です(笑)
今回は、パッション関野のお悩み相談室の連載第3回目の記事を載せようと思います。
お話させてもらったのは、インド人ローカルスタッフとのコミュニケーション。
日本人がインド人をマネジメントする上で重要なことですが、悩む方も多いようです。

―駐在としてインドに来て1年。ローカルスタッフのインド人とのコミュニケーションの取り方が分かりません。
日本では部下や後輩の方から挨拶含め話しかけてくれていたこともあり、インドでは苦手である英語を使わないといけないということもあるのですが、部下であるローカルスタッフに話しかけるということをあまりしないまま、これまで来てしまっています。
1日に1回も話さないこともあります。(40代男性/製造業)
関野:「インドでビジネスをさせてもらっている」という意識をしっかりと持って、是非ご自身から積極的に歩み寄って話しかけて下さい。
我々は外国企業・外国人としてインド市場のポテンシャルや成長性に惹かれて、ご縁がありインドでビジネスをしています。そのインドで仕事をさせてもらっているということをしっかりと態度や言葉で表現していくことをお勧めします。
自分からどんどんインド人メンバーの中に入っていくことにより、その積極性や本気度を理解してもらえ、信頼感や一体感が生まれ、さらには生産性向上やリテンションに繋がることも期待できます。
―生産性向上に繋がるのであれば、個人として頑張ります!では組織としてより効果的なコミュニケーションの取り方はどうすれば良いのでしょうか?他社事例的なものを教えて下さい。
関野:組織的に上手にコミュニケーションが取れている事例ですと、朝礼を活用するのはどうでしょうか。
日本人であれば暗黙の了解で共有されている会社の全体方針・価値基準等も、繰り返し具体的に伝えていかないと浸透しません。インド人のディスカッション好きな特性を生かして、時には価値基準等について論議させても面白いと思います。勿論時間は区切ってくださいね(笑)。
またOFFの場でのコミュニケーションを大事にされている事例でいうと、月に一度、日本人社長の自宅で社員全員を集めて食事会をしている会社もあります。インド人も社長レベルですと普通の社員とは割と距離がありますので、これはインド人社員にとってすごく嬉しいことだと思います。
組織の一体感、ロイヤリティ意識も醸成され、モチベーションも上がることは間違いないと思います。
とはいえこれは難しい部分もあると思いますので、組織として定期的にランチを食べる仕組みを作るのはいかがですか?インド人が好きなABC(Astrology:星占い、Bollywood:ボリウッド、Cricket:クリケット)の話題を振りながら、是非積極的にコミュニケーションを図っていって下さい!

インド人スタッフがニュースをシェアしている様子
実は、Miraistでは毎日朝礼をやっています!
朝礼では全員で進捗報告と、その日のタスク確認をしています。情報共有をすることで埋もれてしまうような小さなタスクも可視化することができるので、Miraistの朝には欠かせない大事な時間です。
インドや日本に関するニュースをシェアしたり、それこそ本文にも書いたようにインド人の好きなABCのことを話して盛り上がったりしますね。
「今日も一日よろしくお願いします!」と元気な言葉で1日が始まる朝は、気分がいいです!
では、今日はここらへんで!