こんにちは!関野です。

今年は例年に比べ、寒さがなかなか抜けませんね。。。

私は個人的に寒いのが苦手なので、3月や4月の熱い気候が待ち遠しいです!

今回お届けする「パッション関野の採用&人事 お悩み相談室!」 第17回では、インド人採用面接の際に、気をつけるべき2点について、書かせていただきました。 インド人採用面接のお悩みに関するご相談に長きにわたり対応してきた経験をもとに、面接対策についてお届けします!

インド人の特性を理解する

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相談者:赴任してから3か月。初めてのインド人の面接に臨むのですが、面接で一番気を付ける点は何でしょうか。また逆にこれは質問してはいけないというものがあれば、アドバイスください。

日本では営業畑のみ経験、これまで採用に関わったことはございません。日本でも面接経験がないですし、かつ、インドならではの気を付けることがあれば、教えてください。(32歳 メーカー営業担当)

関野: 諸々ありますが、ほとんどのインド人の転職における一番のプライオリティである給与の具体的な確認はしっかりとお願いします。

CTC(Cost to Company)、日本でいう税引き前の額面給与の確認と、手取り(Take home)の両方において、現在いくらで、希望はいくらかをしっかりと確認してください。

また営業職の場合は、固定給と変動給の比率や、インセンティブの有無も必須です。その上で、今回良い話になる場合の希望CTCと手取りの具体的な金額を確認ください。

日本人はここらへんをあやふやにしてしまう傾向がありますが、あとで言った言わない、を避けるためにもできれば面接官も複数で認識合わせをしておく方がよいです。もし候補者の希望給与が御社のバジェットをその時点で超えている場合は、交渉可能かどうかも併せてご確認ください。

前述の通り、インド人候補者側の給与のプライオリティは概して高いものの、仕事内容の魅力やキャリアの将来的な可能性などを合わせて総合的に判断をする場合は希望金額より低くても大丈夫な場合も多いです。インド人の国民性として、「ダメ元で多めに言ってみる」という要素もありますので。

相談者:逆に、インドの面接で気を付けるべきNG質問はございますか?

関野:法律上、差別と捉えられる可能性がある質問としては、カースト、宗教、独身女性への結婚予定、既婚女性への今後の出産予定などの確認が当てはまります。

現代のインドの法律整備は、欧米日のそれとほぼ変わらないと考えて頂ければと思います。ただ、実際の現場での運用において、周知徹底が為されていない状況であるので、他の面接官への指導・教育も含めて気を付けください。