こんにちは!Miraist編集部です。

デリーやグルガオンの移動手段で欠かせないのが、メトロ!

「インドの電車ってどうなの?綺麗なの?」と思っている方。

下の写真のように、人で溢れている電車をイメージしている方。

インドの電車のイメージ

結論から言うと、デリーメトロはとても綺麗で快適なんです!

今回は、2019年6月現在のメトロ事情と乗り方をお伝えします。

今年で開業して17年!

2002年に開通したデリーメトロ。日本が政府開発援助を行い、このメトロを作りました。

インド国内ではコルカタの次に開業した地下鉄で、今は拡大してデリー首都圏、グルガオン、そしてノイダにも開通しています。メトロができる前は、通勤ラッシュの時間にタクシーやリキシャが道に溢れて渋滞に悩まされていたのですが、その渋滞もメトロによってだいぶ緩和されました。

また、メトロが普及することで排気ガスによる大気汚染を防止する目的もあります。デリーメトロ鉄道公社(DMRC)によると、メトロ開通後にデリーの道路を走る車の数は、70万台減ったそうです。

チケットの買い方

まずは駅員がいるチケットカウンターに行きましょう。

そこで、行きたい駅の名前を伝えると駅員さんが値段を言ってくれるので、そこでお支払いできます。

メトロの乗り方

日本の切符とは違い、丸いコイン(トークン)がもらえます。これを入る時に改札でタッチすると、ゲートが開きます。

メトロの乗り方

目的地の改札では、貯金箱のような細長い穴があるので、そこにコインを入れます。

カードの買い方

トラベルカードという、ICチップが入ったカードもあります。カウンターが混んでいて、トークンを買うのに時間がかかることもしばしばあるので、メトロによく乗るという方はカードを買った方がいいでしょう。

このカードは日本でいうPasmoやSuicaと同じようなもので、お金をチャージして、改札でピッとタッチして使います。

カード本体は50ルピー(80円ほど)がデポジットとして取られますが、メトロは10%オフで乗車することができます。

メトロのカード

さっそく乗ってみよう

駅に着いたら、荷物検査のベルトコンベアーに荷物を乗せましょう。そのあとは軽いボディチェックがあります。

荷物検査

電車の中では、飲食は基本的に禁止されています。椅子は日本の電車と違ってふかふかしておらず、固いアルミでできています。夏はひんやりとしていて心地がよいです。

最近全線開通したマゼンタライン

近年すごい勢いで展開されている、デリーメトロ。昨年には、新しくマゼンタラインが開通しました。

このマゼンタラインは、北部ウッタルプラデシュ州ノイダのボタニカル・ガーデン駅とジャナクプリ・ウエストをつなぐ、東西にまたがるラインで、首都ニューデリーのインディラ・ガンディー国際空港の国内線ターミナルにも接続しています。「インドの代官山」と呼ばれているHauz Khas(ハウスカズ)も通っています。

デリーメトロ鉄道公社(DMRC)によると、新しい区間を含めるとデリーメトロの駅の数は202カ所、そして総延長は278kmに達するとのことです。

デリーメトロ

デリーメトロでは今のところ、レッドライン、イエローライン、ブルーライン、グリーンライン、バイオレットライン、オレンジライン(エアポートエクスプレス)、ラピッドメトログルガオン、マゼンタライン、ピンクラインの9本のラインが走っています。

色の名前で呼ばれているのでとてもわかりやすいです。

デリーメトロ

詳しい地図はこちら

デリー市内からグルガオンまでは、イエローラインでHuda City Center行きの電車に乗って、だいたい30分弱で行くことができます。運賃はなんと20ルピーほど!日本円で30円前後です。1時間乗っても30ルピー(50円以下)と格安。

また、掲示板にはあと何分で電車が到着するかが書いてあります。インドに着いたときは、インドタイムで電車も時間通りに来ないのでは…?と思っていたのですが、実際時間ぴったりに電車が来ます!2分から5分の間隔で、朝の6時から夜の11時まで走っています。

ここに注意!

また、インドの電車にも女性専用車両があるのですが、男性と女性2人で入ったところ、ものすごい冷たい目で見られました。男性は入らないように注意しましょう。

注意

まとめ

電車の中は綺麗で、冷房も聞いており快適。

また、車内で充電もできるんです(下写真)!

インドのメトロを使いこなすと、行動範囲もぐっと広がります。

ぜひ、デリーに来る際はメトロを利用してみて下さいね!

デリーメトロ