こんにちは!関野です。

今回は、シバンスの「現地採用本音トーク」の第2回を、前回掲載した第1回に引き続きお届けします。(2016年8月号の記事です)

第2回目は、「インドでの仕事のやりがい」をテーマにお話を伺いました。インドで就職した彼らは、どんなところにやりがいを見出しているのでしょうか?

インド就職を考えている方、ぜひご一読下さい!

 

インド現地採用の本音トーク!

 

関野:今回は皆さん一人一人が仕事を通じて感じるやりがいについて語っていただきます。まずは木村さん、どうでしょう?

木村:セールスの仕事を通じて、インド人、日本人関わらず、さまざまな人々とコミュニケーションをとりながら、仕事ができることです。

もともとホテルで働いていたので、現在のメーカーの営業職は全くの未経験でした。インド人相手のセールスはなかなか手ごわく、自己主張をどんどんしてくることに最初はとても戸惑いました。今では自分の意見もしっかりと相手に伝えられるようになり、結果として仕事もスムーズに進むようになったと思います。

関野:なるほど。畑違いとはいえ、ホテルでの経験を活かせることもありましたか?

木村:はい。最初は活かせるのか不安だったのですが、人と人とのコミュニケーションという点では、前職のホスピタリティ業界での経験は営業の場面でも活きてきます。

サービス業も営業職も人と対峙するという点では変わりませんので、小さな気遣いやフォローなどは営業において成果を出す上では重要なことの一つのように思います。

関野:確かにそうですね。一見自分では活かせないかなと思うことも、紐解いてみると全く違う業界でも活かせることはありますよね。インドでは業界問わずに挑戦できる可能性があるということですね。

辻本さんはインドでの仕事のやりがいはいかがでしょう?

辻本:一番のやりがいは「全てに自分がコミットしないといけない」という点です。日本では上司や環境に恵まれたこともあり、自分が絶対にやらないといけないという意識が今と比べると少なかったように思えます。

まぁそれは自分自身の問題でもあり、受け身だったというか・・・。自分からどんどん工夫をし、前のめりにやっていかないとインドでは全く仕事が進まないですからね。

関野:そう!主体性が求められます。まぁ、強制的に主体的にならざるを得ない環境ってわけですね(笑)。具体的に主体的に工夫していることはどんなことですか?

辻本:ヒンディ語を積極的に覚えて、仕事の場面でも使うようにしています。普段タクシーで移動するときにドライバーの方にヒンディ語のフレーズを教えてもらい、それをできる限り使うようにしています。

ヒンディ語で簡単に挨拶したりすることで、コミュニケーションがスムーズになったりします。常に何かできることはないかなと考え、それを実行していくという繰り返しですね。

関野:PDCA サイクルですね。トライアンドエラーを繰り返せば繰り返しただけ、結果として跳ね返ってきますよね。反応がわかりやすい環境であることもインドでの仕事にやりがいを感じることの一つかもしれませんね。福井さんはどうでしょう?

福井:自分の成長を実感できるとことですかね。来た当初はうまくいかないことがあるとイライラすることが多く、それで行動が止まってしまっていたんです。起きた出来事に対して、自分がどう思うかは自分次第だなと思えるようになってからは、うまくいかないときにはすぐに切り替えて、その場でできることをすぐにやるようになりました。やらされているなーってただ思うだけだと、やっぱり辛いじゃないですか。

もちろん仕事なので、やらなければいけないことはあるんですが、そんな中で自分なりに楽しみに見つける努力をしてみると、仕事は楽しくなりました。

関野:なるほど。自分の成長を実感されているということですが、インドだから成長できたんですかね?

福井:インドって日本と本当に違いますよね。例えば、アポの約束があっても2時間とか待たされるときもありますよね(笑)?

うまくいかないことが多すぎるのか、その都度頭を使って、どうやったらうまくいくかを考える機会がインドは多いですね。そういう意味では、インドだから私は成長できたのかもしれませんね。

関野:工夫が常に求められる、常に頭を使わないといけない環境ですよね。だから、それが自分の成長にもつながりますし、仕事においてはやりがいにつながっていくのでしょうね。仕事のやりがいって、私は仕事にどれだけ主体的に関わるかだと思うんですよね。

インドという場所には、仕事に対して主体的に関われる機会がたくさんあることと、主体的にならないと仕事が進まないという環境であることが、すごく良い環境だと思っています。