こんにちは!Miraist編集部です。
インド就職・転職を検討するにあたり、どういったところに住むのか、家賃はどのくらいの相場なのか、気になる方も多いと思います。インド到着後、インド生活をスムーズに始め、インドでストレスなく働くためにも自分に合った住居を確保したいですよね。
今回は、インド現地採用者の住宅事情やインドで住居を選ぶポイントをお伝えします!
現地の不動産会社へ相談を!
現地採用でインドに来られた方は、就労先から住居が提供される場合もありますが、提供されない場合は住居が決定するまでの数週間、ホテル暮らしをすることが多いです。
家探しの際は、その土地に詳しいエージェントの方がいますので、エージェントと一緒に探すのが安心です!ローカルの会社もありますし、日本人の方が運営している日系のエージェントもあります。
1BHKとは?
インドでは物件の間取りを1BHK(ベッドルーム・ホール・キッチン)と表します。
ホールは、日本でいうリビングやダイニングと同じです。家賃は1R(ワンルーム)で約2万ルピーほど(約3万2千円)、また家具付きであったりハウスキーピングが付いているサービスアパートメントであれば、約3万ルピー(約4万8千円)になります。
インドでは一人暮らし用の物件が少ない!?
インドの住居と日本の住居で大きく違うのが、1人暮らし用の物件が少ないということ。というのも、インド人は家族と一緒に住むのが一般的で、結婚している場合も配偶者の親と同じ世帯に住むことも多いからです。
そのため、インドでは部屋の数が多い物件や、1人で住むにはもったいないほど広すぎる物件はあるものの、日本のような一人暮らし用のアパートはそこまで多くありません。

複数で住む人も多い!
上記の理由から、インドで働いている現地採用の方は、シェアハウスをすることも少なくはありません。一人月約2万ルピー(約3万2千円)ほどで、一人部屋+キッチン+大きいリビングがついている日本人用のシェアハウスもあります。
インド人オーナーが暮らしている家に住んでいる人もいます。そのような場合は一戸建ての家のワンフロアに住むことになるのですが、オーナーが同じ家にいるため、何か問題が発生した時にすぐに相談できるというメリットがあります。
その他にも、一つの物件(マンションの一室)を複数人でシェアしている人もいます。月約6万ルピーの物件であれば、2か3ベッドルームがあるのが一般的ですので、3人で住めば1人あたり月2万ルピーで済みます。6万ルピーのアパートやマンションには豪華なプールやジムが敷地内に併設されていることも。日本では体験できない豪華な暮らしが楽しめます!
また、このような物件には門番がついています。セキュリティがしっかりしているのも、メリットとして挙げられます。
部屋の種類は主に3種類
- 家具なし
- 家具つき
- 家具+サービスつき(ハウスキーピングなど)
家具がついている場合は、机や椅子、ソファや食器棚、たんすなどがもともと置いてあります。ですが、もし1年半以上住むのであれば、価格の面だけにおいては、購入したほうがお得になります。ただ、実際に家具を家に運び込むのに、かなりの手間と費用が掛かります。
メイドさんが毎日ハウスキーピングをしてくれるところもあります。掃除や洗濯、食器洗いをしてくれるので、家事の時間を他のことに充てられます。食事がついている物件もあります。
家具のありなし、そしてサービスの種類によって値段が変わってくるので、様々な物件を比べながら一番お得な家を探しましょう!

家探しの重要なポイント5つ
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立地:
デリー・グルガオン周辺では、オフィスと家の距離は大切です。道路の整備やメトロの開発によって渋滞はかなり緩和されてきたものの、まだ水はけが悪いところもありますので、特に雨季は渋滞がひどくなります。通勤時間の短縮のため、オフィスから近い物件がおすすめです。
また、インドの道路上では常にクラクションが鳴り響いています。物件が大きな道路に面していると騒音が気になる方にとっては耐え難いかもしれません。
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周りの環境:
オーナーが同じ物件に実際に住んでいるかは重要になります。オーナーが同じ物件に住んでいなければ、なにかが壊れて修理して欲しい時などすぐに相談できないので手間がかかり大変です。
また、互いに助け合える日本人の存在も重要です。インドに初めて来られる方は、慣れない環境に戸惑うことも多いと思います。周りにインド事情を知っている日本人がいると、情報共有できるので生活がスムーズになります。
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部屋の間取りや階数:
インドのアパートメントでは、階最上階は避けましょう。インドでは高層階ほど低価格になっています。というのも、夏場は熱気がこもりクーラーが全然きかない!ということがあるためです。
シェアハウス等に住む場合は、トイレやシャワーが共有なのか、部屋ごとに付いているのかの確認も必要です。
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蓄電池があるかどうか:
インドでは停電は当たり前のように起こります。大きなマンションであれば発電機(ジェネレーター)がついており、大体の停電だと電気を供給できるだけのシステムは備わっています。
ただし、発電機はすべての物件に備わっているわけではありません。ですが、発電機はなくても、停電した際に冷蔵庫などに最低限の電気は供給できる蓄電池(ジェネレーター)があるかどうか確認することは必要です。蓄電器があれば、冷蔵庫の中の食材だけでも守ることができます。
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モールやスーパーの近さ:
インドでは日本のように駅地下スーパーがあったり、どこにでもコンビニが近くにあるわけではありません。デリバリーサービスが普及してきているものの、近くにそのような生活必需品や食品を揃えることができるお店があると、とても便利です。大抵のものはそこで揃います。

特にインドでは上記あげたポイントをしっかりと考慮して、物件選びをしてください!快適なインド生活を送るためにも、住居のこだわりをしっかりエージェントに伝えることが大切です。
ただ、慎重に選んだ物件であっても小さな不具合は起こります。それがインドだと思って寛容に対処する気持ちも大事になってくるでしょう。相場含め、ぜひ参考にしてみて下さい!