就職・転職活動時によく聞く「キャリアプラン」

人生設計においての仕事に対する計画という意味で使われており、皆さんはキャリアプランを立てる上で何か参考にしている事や人はありますか?

今回は、日本と海外含め19年超のキャリアアドバイザー経験をもつ弊社代表関野の意見を踏まえ、「キャリアプランを考える上で参考にしたい考え方」についてお伝えします。

関野

関野 光剛
インドに特化した就職・転職エージェントMiraist Private Limited代表。

パーソル(旧インテリジェンス)・リクルートキャリアと一貫して人材業界にて経験を積む。採用コンサルティングとして300社超を担当、またキャリアコンサルタントとして3000名超の方の転職相談に従事。前職リクルートにてグループ初のインド駐在員として、インドでのビジネスを軌道に乗せることに成功。
インドと日本の人材の架け橋になりたいという強い思いから、Miraist Private Limited起業

キャリアは100%意のままにコントロールができない

まず前提として知っていただきたいのが、「キャリアは自分の思うままには進まない」ということ。

皆さんは、スタンフォード大学のクランボルツ教授が20世紀末に提唱した「計画された偶然性理論」はご存知でしょうか。

「キャリアは100%意のままにコントロールできない。8割は偶然の出来事によって決定されている」

というキャリア理論です。

VUCA(不安定・不確実・複雑・曖昧)時代と呼ばれる現在、5年先ですら見通すことは難しい。
であれば、予測できない未来への計画立てよりも、今からおこる偶然の機会や出会い をベースにして、キャリアを構築していく、という考え方です。

実際にこの記事を読まれている人の中で、転職したいという思いが過去にあり、偶然の機会を呼び寄せた結果、今の舞台で活躍されている人もいると思います。

ポイントは、単純に偶然をただ待つだけではなく、漠然でも良いので自らの目標のイメージを持つことです。

そして、そのイメージに関連することに常に神経を研ぎ澄ませ、周りの人にもできる限り共有し、偶然の出会い・機会を自分の意志で計画的に作っていくということです。

偶然の出会い・機会を作るためには?

では、実際に偶然の出会い・機会を自ら作り出すには日常的に何をすれば良いのでしょうか。

ランボルツ教授によると、以下のような行動指針を持つことが大事だと指摘しています。

1.好奇心(Curiosity)
2.持続性(Persistence)
3.楽観性(Optimism)
4.柔軟性(Flexibility)
5.冒険心(Risk Taking )

1,好奇心(Curiosity)

新しいことに対する好奇心を高め、更なる学習の機会を模索するには、知らない話や知識が出てきた時は「とりあえず調べる」という行為が大切です。

知らない話や知識に好奇心を持てない事が多いのは当然。理解できなければ、興味を持つことはできません。しかし、理解が深まるにつれて興味も芽生えていきます。常に知らない事は調べてみて、新しい学習の機会を模索し続けることが大切です。

2,持続性(Persistence)

持続性を保つために重要なのが環境要因です。人のモチベーションは少なからず環境によって左右されています。周りの人のモチベーションが高いと自然に自身のモチベーションも上がってくると思います。

そのように、良い環境に身を置き、何かに失敗した時も屈せず、努力し続ける事が大切です。

3,楽観性(Optimism)

仕事で失敗をした時や上手くいかない事があった時、人間なら誰でも落ち込むのは当然です。

ですが、ずっと落ち込んでいるだけでなく、失敗を成長の糧にすると切り替え、新しい機会はまた必ず訪れるとポジティブに考える事が重要です。

4,柔軟性(Flexibility)

柔軟性がある人というのは、「自分のルールややり方に固執せず、相手の意見や立場を尊重し理解できる人」だと一般的に言われています。

信念・概念・態度・行動を柔軟に変え、相手の意見も受け入れることを意識しましょう。

5,冒険心(Risk Taking)

成功にリスクはつきものです。時にはリスクを取って行動を起こすことも重要です!

この5つの行動指針を持つことにより、予期しない機会や出会いを創りだしやすくなり、かつそのチャンスを見逃さず掴むことができる確率が高くなると思います。

まとめ

今回は「キャリアプランを考える上で参考にしたい考え方」についてお伝えしました。

「計画された偶然性理論」が提唱しているのは、目標や計画が要らないわけではなく、”とらわれ過ぎない姿勢”が大切といえます。
そして目の前の偶然の出来事に全力で対応する経験の積み重ねにより、より良いキャリアが築けるということです。

是非、5〜10年後の自分 自身のありたい姿・理想像をイメージした上で上記でお伝えした行動指針を持ち、「今」を全力で頑張って頂ければと思います。