海外転職を検討している人から、「親が海外転職に反対していて、どう説得したらいいのか分からない」という相談を時々受けることがあります。

自分で決断した海外転職、せっかくなら親にも応援してもらいたいですよね。

今回は「海外転職に親が反対する主な理由」と「その時の対応策」について、日本とインド含め19年超えのキャリアコンサルタント経験を持つミライスト代表関野がお伝えします。

関野関野 光剛
インドに特化した就職・転職エージェントMiraist Private Limited代表。

パーソル(旧インテリジェンス)・リクルートキャリアと一貫して人材業界にて経験を積む。採用コンサルティングとして300社超を担当、またキャリアコンサルタントとして3000名超の方の転職相談に従事。前職リクルートにてグループ初のインド駐在員として、インドでのビジネスを軌道に乗せることに成功。
インドと日本の人材の架け橋になりたいという強い思いから、Miraist Private Limited起業

まずは海外転職に反対している親ときちんと向き合う

親から海外転職について反対された時、きちんと向き合って話をしましたか?なぜ反対するのか理由も聞かずに、ただすれ違ってはいませんか?

「親が海外転職に反対している」と悩んでいる方の中に「きちんと親と向き合って、なぜ反対しているのか聞けていない人」も少なくないように思います。本人も、なぜ親が海外転職に反対しているのかも分かっていない、というパターンです。

いくら親であっても、それぞれ個人の価値観は異なります。きちんと向き合って話をしないとお互いが考えていることが分からないという事です。

まずはきちんと親と向き合い、なぜ海外転職に反対しているのかを明確にしましょう。

親が海外転職に反対する主な理由と対応策

親としっかり向き合ったところで、親が海外転職に反対する理由がわかってきたと思います。ここでは、よくある反対理由とその対応策についてご紹介します。

安定ではなくなることへの心配

愛する我が子に失敗して欲しくないと思うのは当然です。
ですので、親が反対する理由として「収入が下がる」だったり「転職することで今の大企業ブランドがなくなる」といった「今の生活より安定ではなくなること」が挙げられます。

例えば、大企業勤務からの海外転職だと、安定志向の親からは、ブランドを捨てることに関して反対されることが多いでしょう。

この場合は、何より「自分の海外で働きたい思いを素直に親に伝える」しかありません。実際に、年収が下がったり、今の会社を辞めてまで海外で働きたいという事は、「一時的なキャリアへの自己投資の時期」「お金に関係なくしたい仕事ができた」「海外でチャレンジしたい」など、前向きな理由が多いと思います。

その自分の熱い思いを親に伝えてみてはいかがでしょうか?

また、収入に関しては、東南アジアなどの日本と比較すると物価が安い国で働く場合、収入が下がっても、生活水準は変わらないケースもあります。しっかり情報収集をし、根拠を持って親を説得できるようにしましょう。

安全面での心配

特に女性の方の場合、海外の治安などの安全面を心配して海外転職に反対されるケースが多く見受けられます。

海外転職に安全面で反対する親は「自分が海外に行ったこと or 住んだことがない方」が多いと思います。人は自分が経験した以外のことはイメージが湧かず「知らない=不安」に繋がります。

親からの安全面での心配を少なくするために、まずは自分で行きたい国に関する情報を集めましょう。第三者が書いている現地の個人ブログやSNSなど実際に現地で住んでいる人の情報がより良いでしょう。それらの生の声を親と共有してみましょう。

もし、実際にあなたがその国に行ったことがないのなら、一度訪れて見るのをおすすめします。本人がその国に実際に行ったことがあると、より説得力が増すからです。そして現地の生活環境の写真や感想を共有してみるのもいいでしょう。

離れるのが寂しい

親が海外転職を反対する理由として、単純に愛する我が子が日本からいなくなってしまい「寂しい」という思いも強いと思います。特に現在一緒に暮らしている場合、毎日顔を合わせなくなるだけでも、誰でも寂しく感じるものです。

ですが海外転職したからといえ、一生会えなくなるわけではありません。

家族はどんなに離れていても家族です。しっかり親に対する自分の愛、日頃の感謝を伝えることが大切です。

また、渡航前に親とゆっくりする時間を作ることも大切ですね。

まとめ

親が反対しているからという理由で海外転職を諦めてしまうのは残念です。

本当に海外で働きたい熱い思いを伝えると、親もきっとその意志を尊重してくれ、背中を押してくれるはず。なぜなら誰でも自分の子供には、後悔しない人生を送って欲しいと願うものです。

自分の人生を決めるのは自分自身です。

皆さんは後悔しない選択をしてくださいね。