海外就職活動が思うように上手く進んでいないと、落ち込むこともあり、就職活動に対するモチベーションが低くなることもあるかと思います。

モチベーションが低いと思考もネガティブになってしまい、面接の際に自分を十分にアピールできない場合もあるので、モチベーションを高く保つことはとても重要です。

今回は日本とインド含め19年超えのキャリアコンサルタント経験を持つミライスト代表関野が、海外就職活動でのモチベーションの高め方についてお伝えします。

関野関野 光剛
インドに特化した就職・転職エージェントMiraist Private Limited代表。

パーソル(旧インテリジェンス)・リクルートキャリアと一貫して人材業界にて経験を積む。採用コンサルティングとして300社超を担当、またキャリアコンサルタントとして3000名超の方の転職相談に従事。前職リクルートにてグループ初のインド駐在員として、インドでのビジネスを軌道に乗せることに成功。
インドと日本の人材の架け橋になりたいという強い思いから、Miraist Private Limited起業

自己効力感が強いと、人のモチベーションは高くなる

モチベーションを高く保つためには、「自己効力感」を強くする必要があります。自己効力感とは、「ある課題・行動を自分が達成・遂行できるかに対する自信のこと」です。

この自己効力感が強いと、自然と人のモチベーションは高くなると言われています。「自己効力感→モチベーション→行動→結果→自己効力感」という事です。

自己効力感を強めるためには、まず自己効力感が何によって決定されるのかを知る必要があります。心理学者のアルバート・バンデューラは、自己効力感の強める要因について5つ挙げています。

  • 達成経験
  • 代理経験
  • 言語的説得
  • 生理的情緒的高揚
  • 想像的体験

海外就職活動でのモチベーションの高め方とは?

ではどうやって上記の要素を使い、自己効力感を強めてモチベーションを高めたらいいのでしょうか?

達成経験

「達成経験」は、前に自分自身が何かを達成・成功した経験のことで、自己効力感を決める最も重要な要因です。

まずは現職で達成した事など過去の成功体験を思い出してみましょう。そうすると「あの時成功したんだから、今回も大丈夫!」と思うことができます。

代理経験

「代理経験」は達成経験とは違い、他者が達成・成功した経験、その観察のことです。

実際に海外転職を成功させた人の話を聞いてみることで、自分が成功した姿もイメージできモチベーションが高まるでしょう。

言語的説得

「言語的説得」とは、文字通り自分に能力があることや、達成の可能性があることを言語で繰り返し説得されることです。

オススメは励ましてくれる友人や家族に会って相談すること。友人や家族から励ましてもらうことで、前向きな気持ちになれるでしょう。

生理的情緒的高揚

「生理的情緒的高揚」とは、体調や気持ちなどが自己効力感に影響を与えるというものです。寝不足や緊張、不安感などが続くと悪影響です。

まずはしっかり寝て食べて健康な身体を保つ、そしてたまには自分の趣味を思いっきり楽しんで息抜きをすること、これらもモチベーションを高めることに繋がります。

想像的体験

最後の「想像的体験」は、自分や他者の成功をイメージすることが要因になります。

もし、働きたい国に行ったことがないのなら、一度実際に訪れてみる事もオススメです。「住む」という視点で実際に働く人の話を聞いたり、生活エリアを訪れてみると、実際に働くイメージがしやすくなりモチベーションが上がると思います。

まとめ

今回は海外就職活動でのモチベーションの高め方についてお伝えしました。

ご紹介した方法はどれもそこまで難しいことではありませんので、是非モチベーションが低くなった時は試してみて下さい。