海外就職の成功とは、「まず無事に内定先が決まること」加えて「渡航後に後悔しないこと」この2つを合わせて成功と言えると思います。

では具体的に、この成功を手に入れるために、どのような事前準備を行えば良いのでしょうか?

今回は日本とインド含め19年超えのキャリアコンサルタント経験を持つミライスト代表関野が、「海外就職活動前にしておきたい準備6つ」についてお伝えします。

関野関野 光剛
インドに特化した就職・転職エージェントMiraist Private Limited代表。

パーソル(旧インテリジェンス)・リクルートキャリアと一貫して人材業界にて経験を積む。採用コンサルティングとして300社超を担当、またキャリアコンサルタントとして3000名超の方の転職相談に従事。前職リクルートにてグループ初のインド駐在員として、インドでのビジネスを軌道に乗せることに成功。
インドと日本の人材の架け橋になりたいという強い思いから、Miraist Private Limited起業

無事に内定先を獲得するための準備とは?

海外転職で無事に内定を獲得するためには、面接の時にも必ずといっていいほど聞かれる「海外転職の目的」「自分のキャリア」「何がしたいのか」について、自分の思いを言語化できるよう、事前の準備が必要です。

海外就職の目的をはっきりさせる

海外転職活動をスタートする前に、「そもそもなぜ海外で働きたいのか?」を明らかにする必要があります。

「なぜ海外で働きたいのか」は面接時に最も聞かれる質問の1つです。

面接時では言葉を選んで伝えなければいけないですが、一旦自分の本音を全て書き出してみましょう。そうして出た本音を分類し、自分の考えを整理していきましょう。一人で整理するのが難しい場合は、プロのキャリアコンサルタントに相談し、一緒に進めていくのも良いでしょう。

この海外転職の目的をはっきりさせることで、自分なりの軸が形成され、渡航後もしっかりと目標を持って就業できると思います。

今までのキャリアを振り返る

今までやってきた仕事を一度振り返り、そのキャリアをどうやって海外で活かしていくのかを考える必要があります。

前提として海外転職では即戦力になる人を求める企業がほとんどです。企業側は、「どのような形で、何を、会社に貢献してくれるのか」を重要視しています。

まずは、自分の強みをまとめてみましょう。これまでの仕事の成果や実績を振り返り、なぜ成果が残せたのかを振り返ると、自分の強みが見えてくるはずです。

また今までとは違う業界や職種に転職したいと考えている人は「どうして新しい業界や職種に挑戦したいのか」「どんな仕事が自分に向いているのか」を書き出してみましょう。

「どの国で」「何をしたいか」「どういうスキルを得たいのか」を明確にする

「どこの国で働きたいのか」「そこの国で何をしたいのか」を明確にすることも大切です。志望する国は、必ずしも1つに絞る必要はありません。もし国の候補が複数あるのなら、優先順位をつけて整理してみるのも良いと思います。

そして、その国で「自分は何をしたいのか」そして「どういうスキルや経験を得たいのか」をじっくり考えてみましょう。

例えば、「経済成長が特に著しいインドで、今までの経験を活かし営業として働きたい。そして世界で通用する交渉スキルを身に付けたい」というものです。

これらの3つは、海外転職活動を始めてからの企業を選ぶ際の軸にもなるので、出来るだけ明確にすることが大切です。

こんなはずじゃなかった…渡航後に後悔しないために

渡航後に後悔しない為には、渡航前に抱くその国の文化や生活に対するイメージと、渡航後のギャップを回避することが重要です。

実際に働きたい国に行ってみる

働きたい国に行ったことがないのなら、一度実際に訪れてみる事もおすすめします。「住む」という視点で実際に働く人の話を聞いたり、生活エリアを訪れてみると、イメージがしやすくなりモチベーションが上がると思います。

また特にハードシップが高い国の場合、企業側も面接の際に「入社したのに環境が合わないため辞めてしまう」という事を防ぐため、「その国の順応性があるか」という視点でも判断しています。

一度でもその国に訪れた経験がある方は、企業側からしても「実際に国を見た上での強い覚悟がある」と高評価に映る可能性もあります。

渡航後に「イメージしてた環境と違う…」とならない為にも、可能であれば、一度自分の足で訪れ、生活環境などを事前に調べることをおすすめします。

もし渡航する時間が取れないようであれば、できる限りネットや実際に働く人に話を聞いたりして、働くことに関する情報収集を行うようにしましょう。

最新の情報を集める

既に働きたい国に行ったことがあるという方も、最新の情報について調べることをおすすめします。

その国を訪れたのが数年前なら、当時と比べて物価や情勢も変わっている可能性があります。もし訪れたのが観光エリアだけの場合は、普段の交通手段や住居、食などの生活環境についての情報を積極的に調べましょう。

現地で実際に働いている人にコンタクトを取り(知人やネット・SNSなどを使って)生の情報を聞くのも良いと思います。

また、海外の就労ビザ取得条件も頻繁に変更されているので、最新の情報を事前に調べておきましょう。

資金を用意する

最後に海外転職活動前に、資金面での計画を立てることも大事です。

国や企業によって異なりますが、渡航前には就労ビザを取得するための費用や渡航費、渡航後も物件が見つかるまでのホテル滞在費、初期の生活用品費などの費用がかかります。

企業負担か個人負担かで必要な金額も変わりますが、企業負担の場合でも一度立て替えてから後で払い戻しがある場合もあります。

また、現在一人暮らしをしていて、引っ越しが必要であったり、渡航に向けての予防接種代、キャリーバックやその他購入代、その他追加でお金がかかることも人によってあると思います。

渡航後に「お金が足りない…」とならない為にも、まずどれだけの費用が自分に必要か把握し、今すぐ準備できるのか、またはいつまでに準備をするのか、計画を立てることをおすすめします。

まとめ

今回は海外就職活動前にしておきたい準備についてお伝えしました。

入念に準備をするに越したことはありません!多少時間はかかりますが、海外就職を成功に導く為、万全な準備をして挑みましょう!