ご友人やご家族とご飯を食べるとなった時、お店を探すのにグルメサイトを使う人も多いかと思います。
実はインドにもいくつかグルメサイトがあり、特にインドの生活に欠かせないのが、インド版食べログと言われている「Zomato」なんです。
今回は、インドのグルメサイト市場で圧倒的に普及しているレストラン検索サービス「Zomato」をご紹介します!
デリバリーサービスを展開

photo by Yourstory
レストラン検索サイトとしても有名なのですが、Zomatoはデリバリーサービスとしてもインドでかなりのシェアを誇っています。
町中では「Zomato」とロゴが書かれたTシャツを来た人がバイクでデリバリーしている姿をよく見かけます。
アプリでお店を検索し、メニューを決めたら、届け先の住所を設定するだけ。とっても簡単です。
「Never have a bad meal (不味いものは食べるな)」

「Never have a bad meal (不味いものは食べるな) 」
をキャッチフレーズにするZomato。
2008年に、米コンサルティング会社ベイン・アンド・カンパニーのエグゼクティブであった、ディーピンダー・ゴヤル(Deepinder Goyal)氏が創業しました。
インドのeコマース専門投資会社インフォ・エッジをはじめとして、大手ベンチャーキャピタルから資金調達を行っており、今年創業10年目にしてインドのグルメサイト市場を席巻しています。
インドで飲食店の名前を検索すると、Zomatoのページが上位に出てきます。
実際、Zomatoの利用者は1億人を超えると言われています。月間フードオーダーは、300万件。利用者が多い分、口コミの数も1000万件以上と、情報が豊富であるため信憑性が高いです。質の高いお店が多い印象を受けます。
カテゴリーが豊富!

Zomatoが掲載しているのは、レストランだけではありません。
カフェやバーなども検索でき、デリバリーにも対応しています。カテゴリーがとても豊富なのが特徴です。
食べたい料理のジャンルから選ぶこともできますし、評価点や価格で絞り込むこともできます。
インドでは北インド料理、南インド料理、ムガル料理などのカテゴリーがあり、インドらしさを感じます。
「ベジタリアン」「Wi-Fiがあるお店」「高級感溢れるお店」「ビュッフェ」「日曜のブランチに最適なお店」「老舗のお店」「最近オープンしたお店」などキーワードで絞ると、評価の高いお店が出てきます。探すのも簡単ですね!
加えて、レビューだけでなく写真やメニューも事前に確認できるので、「思っていたのと違った」ということが少なく、使い勝手がよいです。
世界展開しているZomato

photo by Zomato.com
さらに、Zomatoに掲載されている店舗はインドだけではありません。
筆者自身、インドでZomatoを知ったので、インド専用のサイトだと思っていたのですが、世界24ヶ国・1万の都市に展開しており(上写真)、約140万件のレストランが提携しています。
2011年にインド5都市に展開し、スマホアプリサービスを開始。翌年2012年には、スリランカ、フィリピン、イギリスをはじめとするインド国外6ヶ国に拡大し、2013年は新たにインドネシア、ニュージーランド、トルコにサービスを展開しました。
2015年には、アメリカの飲食店情報サイト「Urbanspoon」を買収し、一気にアメリカ、カナダ、オーストラリアなどの市場を獲得します。Zomatoは英語圏の地域だけでなく、南米やアフリカ、ヨーロッパにも拡大しており、全大陸を制覇する勢いです。
”Zomato gold” はご存知でしょうか?

photo by Zomato.com 新しいサービス「Zomato Gold」
2017年にZomatoは月額会員制プラン「Zomato Gold」を発表しました。
月会費を払ってプレミアム会員になることで、無料でフードやドリンクサービスがインド国内1,200以上のレストランで利用できるというもの。このサービスは、最初はアラブ首長国連邦で開始され、その後インドでスタートしました。

photo by Zomato.com (2019年10月30日時点)
現在は6ヶ月、1年、2つのプランから選ぶことができます。お値段は、1年で1,800ルピー(日本円で2,880円前後)です。
今後、オーストラリアのメルボルン、南アフリカのヨハネスブルグ、トルコのイスタンブールにも展開していく予定だそうです。プレミアム気分を味わいたい方は、Zomato Goldを使ってみては?
インドで新しいお店を開拓したい方、お店選びで失敗したくない方は、ぜひZomatoを使ってみてください!
Zomatoで美味しい食生活を送りましょう!