こんにちは!Miraist編集部です。
みなさんはインドのお祭りと聞いて、何を思い浮かべますか?
最近は色の粉を掛け合う「ホーリー祭」の人気が高まっていますが、
今回はインドで開催される世界最大の沐浴のお祭り「クンブメーラ」をご紹介します!
お祭りには1億人が参加する!?
このクンブメーラが誇るのは、世界最大の参加する人数。その数なんと1億人!!
全国各地からヒンドゥー教徒が集まって、聖なる川で沐浴を行います。
クンブメーラは3年ごとに場所が変わります。アラハバード、ナーシク、ウジャイン、ハリドワール。この4つの神聖な地域を巡るため、12年ごとに同じ場所に戻ってくるのですが、敬虔なヒンドゥー教徒は3年ごとに沐浴をしに行くのだそうです。
ちなみに、沐浴をすると罪が浄化され、洗い流されると言われています。
この中でも最大規模になるのが、アラハバードで開催されるときの「マハ・クンブメーラ」。

photo by Fancycrave on Unsplash1
混沌とした世界
毎回4月から5月にかけて、1ヶ月半開催されます。
この祭りでは、宗教的な議論をしたり、ヒンドゥー聖歌を大勢で合唱したり、聖人と貧困者が参加する大規模な炊き出しが行われたり。
川の付近でテントを張って人々が生活し、音楽が鳴り響き、見渡す限り人に溢れ、混沌とした世界が広がっています。

photo by tripoto
様々な修行をする人たち
「サドゥ」と呼ばれる、世俗を放棄したヒンドゥー教徒の修行者たちは、服をまとわず沐浴します。
サドゥの中にも「ナーガ」と呼ばれる人たちがいます。彼らは、普段からふんどし1枚、もしくは全裸で生活をしており、髪や髭を切ることはなく、写真のように、白っぽいビブーティという聖なる灰を身体に塗っているそうです。
苦行をしている人も多く、右手を20年前にあげてから一度も降ろしていない人がいたり、後ろ向きにしか歩かないと決めた人がいたり、片足で歩く人がいたり…と様々なサドゥがいるんだとか。
苦行を自分の身体に強いることで、悟りに至ることができると信じられています。

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まとめ
1億人が集まる、世界最大の祭典。
ヒンドゥー教徒ではない人も訪れることができるようです。
お祭り好きな人、混沌としたインドを味わいたい人は、ぜひ訪れてみては?