こんにちは!Miraist 編集部です。

アジア就職・転職を考えている人で「どこの国が自分と合っているのか」お悩みの方は多いと思います。

今回はアジアの中でも日本人から人気が高いマレーシアとインドを比較してみました!

日系企業進出数と在留邦人

インドとマレーシアの二国とも日系企業進出数は、約1,400社とほとんど違いはないですが、マレーシアの在留邦人数は約24,000人、インドの在留邦人数は約9,000人です。比較するとインドの約2.5倍強もの日本人がマレーシアに住んでいるということになります!

マレーシアの首都クアラルンプールは、都会ではあるものの物価も安く生活がしやすいのも日本人が多い理由の1つだと思われます。

また、マレーシアは準公用語が英語と定められており、多様な言語を話すマレーシア人同士のコミュニケーションでも英語が使用されています。首都クアラルンプールでは約50%を中華系民族が占めており、英語だけでなく中国語の習得も可能な環境なので子供の教育のため移住する方もいるようです。

インドはまだまだマレーシアに比較すると日本人が少なく、インフラが整っていなかったり、日本食レストランが少なかったり、ハードシップを伴う場面も多いです。ですが、インドにおける日本人の少なささはポジティブに捉えると貴重なチャンスであり、日本人の希少価値が高いと言えるでしょう。

求人に関して

マレーシアは他のアジア諸国と同様、製造業が最も多く、卸売業、サービス業と続いています。職種は日系企業に向けた営業職が大多数を占めており、次いでコールセンターなどのカスタマーサポート職が多くなっています。

最近では、マレーシアの首都クアラルンプールの郊外都市で、新興都市として注目されているサイバージャヤという都市にIT系企業の進出が増加しており、それに伴いITエンジニアの求人も増えてきています。

インドも同じく、製造業が大多数を占めており、続き商社(総合・専門)・通信・コンサルティング・不動産・会計事務所など業種は多岐に渡ります。職種は主に営業職・バックオフィスが多くを占めています。

インドとマレーシアの求人要件での共通点は、ポテンシャルを見て採用する求人が多くあり、未経験の業界でもチャレンジが可能という点です。

VISAと現地採用の平均給与

インド、マレーシアで就労する場合、最低賃金が定まっています。

マレーシアで現地採用として働く場合の給与は、基本的に月収5,000リンギット(約14万円)以上である必要があります。

ですが、現在マレーシア政府ではVISA基準の緩和が行われており、政策の一つとして「カテゴリーⅲ」とよばれる新しいVISAの種類が発足されました。このカテゴリーⅲだと、月収2,500リンギット(約8万円)からビザの取得が可能ということで、新卒の方でも比較的容易に取得が可能となっています。

インド就職に必要な就労ビザの条件は、年収の最低基準が1,625,000インドルピー以上(約260万円)ですので、月収は約21〜22万円です。(2019年6月時点)

生活面について

インドやマレーシア現地採用者の給与は、日本で就業する場合の給与と比較すると高いとは言えません。

しかし、両国とも日本と比較すると物価が安く生活費を抑えられるため、可処分所得を増やすことができ、貯金がしやすい環境だと言われています。

観光に行きたい際は、マレーシアからだと東南アジア諸国へのアクセスが良いです。クアラルンプールからシンガポールまでだと約1時間で旅行にいくことも可能です。

インドからは東南アジア諸国だけでなく、中央アジアやヨーロッパ、アフリカにも比較的行きやすいのが特徴です。

まとめ

今回はインド就職とマレーシア就職を比較してみました!

インドで働くのも、マレーシアで働くのも、それぞれの良さがあります。

海外就職をするにあたって、あなた自身がどのような環境で、どのようなキャリアを積んでいきたいか。どの国が自分の志向性に合うのかを検討する必要があります。その際この記事が参考になれば幸いです。