こんにちは!Miraist編集部です。
突然ですが、インド人の女性がおでこにつけている印はなんと呼ばれているか、みなさんご存知でしょうか?
これは「ビンディ」と呼ばれています。
ビンディはサンスクリット語の「Bindu」が語源で、「点」という意味があります。
ヒンドゥー教では眉間は特別な場所とされており、物事の真実を見極める第三の目とも言われているんです。
今回は、インドを知るには絶対に欠かせない「ビンディ」、そしてもうひとつの”印”をご紹介します!
ビンディはおしゃれのひとつ
実はビンディは、最近ファッションとなりつつあります。
もともとは赤い粉を塗っていたのですが、今はシール状のものもお店で売っており、つけるのも簡単です。
キラキラしているもの、フェルト生地でできているもの、丸いもの、細長いもの、しずくの形のもの…。色も形も素材も様々で、着ている服に合わせて同色系のビンディをつけるんだそうです。
毎日、今日は何色のビンディをつけるかコーディネートするのが楽しみなんだとか。
街中でも眉間にビンディをつけている小さい女の子をよく見かけます。お母さんと同じビンディをつけていたり、姉妹そろって色違いのビンディをつけていたり。
インドの女性にとって、ビンディはおめかしの必須アイテム。ビンディ選びはおしゃれのひとつなんです。

photo by cashsuvidha.com いろんな種類があるビンディ
ビンディの他にも赤い印をつける?
また、「シンドゥール」というものもあります。これは、髪の生え際につける赤い粉で、結婚している女性がつけるもの。既婚の印なので、未婚女性はつけません。
インドの結婚式で新郎が新婦にこの粉をつける儀式があり、インド人女性にとって、とても大事な瞬間とされています。
その後は、夫の長生きや健康を願って毎日つけます。シャワーで落ちるため、メイクと同じ感覚で、毎朝つけるんだそう。夫が亡くなった場合は、シンドゥールをつける必要はありません。
Miraistインド人スタッフのひとりにシンドゥールについて聞いたところ、彼女が毎日つけているシンドゥールをお化粧ポーチから取り出して見せてくれました。
スティック状のリップグロスのようなもので、フタを回すと棒の先に赤いシンドゥールがついており、それを生え際につけるのだと教えてくれました。

まとめ
ファッション的な意味合いが強いビンディとは違い、シンドゥールは宗教的な意味合いがあります。
「綺麗なビンディだね!」と声を掛けると、インド人の女性はみなとても嬉しそうな顔をします。大切なおしゃれのひとつです。
インドに来た祭は、ぜひビンディでおしゃれを楽しんでみては?安いものだと10個で20ルピー(日本円で35円ほど)で買えますよ!