「インド就職に興味がある方」
「自分のキャリアに悩みを抱えている女性」必見!!

今回は弊社Miraistでコンサルタントとして働く森井 恵理にインタビューしました。

大学職員として働いていた彼女が、どうしてインドへ転職したのか?
女性としてインドでどうキャリアを開拓しているのか?

赤裸々に語っています。是非ご一読ください!

若い人のキャリア支援に携われるような仕事をしたい

ーインドで働く前はどんな仕事をしていたのですか?

もともと大学卒業後は若い人のキャリア支援に携われるような仕事をしたいと思っていたので、一番身近な自分の母校の学生を支援できる大学職員に興味をもち、岡山大学に事務職員として入職しました。

入職後1年目に自ら手を挙げ、文部科学省が全国の国立大学職員向けに提供する「国際教育交流担当職員長期研修プログラム」という2年間の研修に参加しました。

プログラムの構成として、最初の1年間は文部科学省で実務を経験し、後半1年間は、アメリカの大学において語学研修やインターンシップを実施するという内容でした。私はカリフォルニアの大学でインターンシップを行い、主に日本人留学生の受入サポートや、大学附属の語学学校で学生に英語を教えたりしていました。

日本に帰国後、同大学の国際部門で3年間勤務しました。

ここでは主に2つの部門の業務を担当していました。1つ目は、海外留学支援:海外留学・インターンシップを希望する学生のサポート。2つ目は、国際事業企画:大学同士のグローバルなネットワークを構築するための、海外の大学と国際交流事業企画・運営です。

ー母校の岡山大学で職員として働かれてたんですね!アメリカでの就業経験もお持ちとのことですが、もともと留学経験があったり、英語を勉強されていたのでしょうか?

留学経験はなく、海外での長期滞在はアメリカが初めてでした。

幼少期に1年ほど英会話教室に通っていたことがあり、それがきっかけで、言語(英語)というツールを使って、バックグランドや価値観が違う人たちとコミュニケーションをとることに面白さを感じていました。

そこからも英語に関しては、ただ単純にもっと知りたいというモチベーションで学んでいました。アメリカ渡航前に、ある程度の読み書きはできるようになっていましたが、ディスカッションなどの場面で求められるような「瞬発力」は長期でアメリカに住んだことにより鍛えられました。

Miraist 森井

(右下が森井、文科省研修時代の仲間と)

グランドキャニオン 森井

(旅行で訪れたグランドキャニオンにて)

有限な時間の中で、自分は何がしたいか

ー大学での仕事はとても充実していたように思いますが、その生活からなぜ転職しようと思ったのですか?

日本に帰国してからは、希望していた大学の国際部門で働き、とても充実した生活を送っていました。

ですが、元々の自分のゴール「他者のキャリア支援を一人のプロとして担える人材になる」に立ち返ったときに、机上の空論ではなく、自分の経験値から言葉を紡ぎだせる人材でありたいと考えるようになりました。もし自分が就職・転職相談をする立場にあったとしたら、人生経験豊富な人に話を聞いてもらいたいと思うのは当然ですよね。

私は社会人としては大学や官公庁という限られた世界しか知らない。だから、今は遠回りのように思えるかもしれなくとも、民間企業であったり、色んなフィールドで経験を積んだ上でキャリア支援のプロを目指したいと思いました。

外の世界を知ることが絶対これからのキャリアに活きると思い、転職を決めました。

ー外の世界を知るということなら、国内での転職という選択肢もあったと思います。その中でなぜ海外で働こうと思ったのですか?

もちろん国内転職も視野にはありました。

私の場合、転職を決めたタイミングではすでに結婚をしていました。当時はお互いの仕事の都合により遠距離で暮らしていたのですが、将来的には日本で共同生活を始める計画を立てていました。だからこそむしろ、この転職で「国・業界・職種」という要素を一気に変えて、有限な時間軸の中で可能な限り新しいことをたくさん吸収したいと思い、海外転職を決めました。

ーご結婚された後に、海外で働く決意をされてたのですね!
海外と言えど、インド以外に様々な国がある中で、どうしてインドを選んだのでしょうか?

自分の中の転職の軸として「国・業界・職種を変える」・「裁量権を持って仕事ができる環境」・「英語圏である国」と決めていました。この3つを鑑みると、「インド」という国が自然と候補に上がってきました。

インドは、他の東南アジア諸国と比較しても、まだまだ現地採用人口が少ない。だからこそ、民間企業での就業経験がない私でも、チャレンジできる環境があると思いました。

今までの自分の価値観だと、一度就業経験があるアメリカを選択していたかもしれません。でもその時は、逆に自分の価値観では選択しないような国に飛び込んでみた方が、より多くの「気づき」を得られるチャンスが大きいのではないかと思い、インドで働く決断をしました。日本と違って「多民族・多宗教・多言語」の国である点にも、興味を持ちましたね。

ーインドで働くことに対して、家族や旦那さんからの反対や心配はありましたか?

日本にいるとインドに関する正確な情報を得ることがまだ難しく、ネガティブな印象を持たれている方も多いと思います。私も最初は家族から少し反対されました。でも、自分の意思で決めたことなので、自分の言葉で伝えるしかない。自分の思いや気持ちを伝えて、最終的には私の決断を尊重してもらいました。

夫は自分が海外で長期的にコミットできるチャンスは今しかないかもしれないということを理解してくれていたので、応援してくれました。とても感謝しています。

Miraist 森井

自分の常識=世界の常識ではない

ーその後、無事にインドでの転職先が決まりインドへ渡航されたと思います。
前職にあたる会社では、どのような仕事をされていたのですか?

インド系の不動産会社で営業(日系企業担当)として働いていました。

ー初めてのインドという環境で働くのに最初大変なことは何かありましたか?

最初は生活面で困ることが多かったです。やはり、日本と比べるとインドのインフラは弱いと思います。

自宅アパートの電気や水道が止まることもしばしば…。そして修理の人を呼んでも、時間通りに来なかったり…(笑)家のトラブルは多かったです。

そして、日本と大きく違うのは、「歩いて何でも手に入る環境ではない」ということ。日本だと数分歩くと、コンビニなどがありなんでも手に入る環境ですが、基本的には車や電車に乗らないと少しの買い物もいけないです。(近年ではその不便さを解消しようと、デリバリー文化が浸透してきており、スーパーでの買い物やレストランの食事をデリバリーで済ませることもできるようになってきました。)

このような事が積み重なり、インドに来た当初はイライラすることも多々ありました。でも、それって何事も日本での常識を判断基準にしてしまっているからいけないんだ、と気づきました。そこからは割と楽に考えるようになり、今ではトラブルさえ楽しんでいます。

自分で自分のキャリアを開拓していく

ーその後インドで国内転職を行いMiraistに入社されたと思います。
日本に帰る選択肢もあった中、どうしてインドに残ろうと思ったのですか?

確かに日本に帰る選択肢もあり、当初から日本に帰国後は人材業界で経験を積みたいと考えていました。

ですが、日本の人材業界は自分のそれまでのキャリアと連動性がなかったため、それならインドでの営業経験という資産を使って、インド国内でキャリアアップすることが最適だという考えに至りました。自分で自分のキャリアを開拓していくためにMiraistへの入社を決めました。

ー自分で自分のキャリアを開拓…素敵ですね!
インドに渡航してから今で2年半ほど経つと思いますが、渡航前と今で自分の変化は何かありますか?

日本では、大学というある種特殊な世界で働いていたこともあり、インドに来てからより社会・経済のしくみや構造が俯瞰的に見えるようになりました。

またインドの現地採用は、日本ではなかなか関わることができない企業のマネジメント層の方と直接お仕事をさせて頂ける機会があることも魅力だと思います。

日本では比較的似たような価値観の人と関わることが多かったですが、インドでたくさんの人と出会い、色んなバックグランド・考え方を持つ人と関わりを持てていることは、自分の大きな糧になっています。

今思えば日本にいた当時の自分は、井の中の蛙だったように思います。インドに来てから社会に対する見え方が変わり、自分の価値観にも変化がありました。日本からインドに飛び出してきて、本当によかったなと思います。

ー仕事とプライベートでのメリハリはありますか?

平日は仕事を通し色んな方と関わる時間が多い分、プライベートでは一人の時間をより大切にするようになりました。

本を読んだり、旅行に行ったり、インドに来てからヨガやゴルフも始め、第三言語習得のため、スペイン語のレッスンにも通うようになりました。せっかく海外で働いているのだし、新しいことにはフットワーク軽くチャレンジしてみようと思っています。

Miraist 森井

(真ん中が森井、会社の誕生日パーティーにて)

「自分らしく生きる」とはどういうこと?

ー今、自分のキャリアに悩まれている女性に何かメッセージを頂けますでしょうか?

「自分らしく生きる」とは、どういうことなのか。

現代では、昔に比べると色んな仕事・働き方が受け入れられつつあり、選択肢がとても増えていると思います。だからこそ、しっかりとした自分軸を持っていなければ、「自分らしく生きること」は難しいようにも思います。

キャリアに悩んだら、まずは「自分の人生で自分がどうありたいのか」「どういう生き方をしたいのか」「どういう価値観で仕事を選びたいのか」自分に問いかける作業から始めていくことが大切です。

その軸がある程度具体化されてきてから、アクションプランに落とし込んでいく必要があります。

周りの環境や経験値によって人の価値観は変化するものなので、アクションプランも定期的にアップデートしなければなりません。そのため、あくまで今の自分が最善と思うプランで構いません。

そして、しっかりした自分軸を見つけてアクションプランができたら、最後に大切なのは、「えいっ」と一歩前に踏み出すことだと思います。

悩んでいる方の中には、しっかりと頭では考えているのに、実際に一歩踏み出せない方も多いと思います。ですが、考えているだけじゃ何も変わらない。

一度きりの人生、是非一歩踏み出す勇気を出してみてください!応援しています。

 

ミライストでは、コンサルタント森井恵理へのインド転職相談も受け付けています。
まだ具体的に決まっていない方でも、インドで働くことに興味をお持ちでしたら、下記より是非お気軽にご連絡ください!

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Miraistコンサルタント 森井