こんにちは!Miraist編集部です。
世界最大の動画配信サービスを提供する Netflix は、インドで新規顧客1億人獲得という目標を掲げ、様々な戦略を打ち立てています。
そんな今アツい!Netflix事情を今回はお伝えします!
インドにおけるNetflix事情
Netflixはスマートフォンでのデータ通信消費が急増しているインド市場での存在感を高めることを目的とし、今年3月にモバイル端末向けの動画配信を通常約500ルピーからのところ、月額250ルピー(約400円)で提供するテストを行いました。
また、現在は1ヶ月間の無料体験入会も実施しています。
さらに2019年初めNetflixは、インドのムンバイにインド支社を開設し現地のプロデューサーからコンテンツの調達を進めています。


最近では、ボリウッド映画やインドの公用語でもある「ヒンディー語」の字幕付き映画も増加しており、インド人からも人気が高まってきています。
公式Twitterアカウントをはじめ、各SNSでも大幅に宣伝をしており、SNSでの力の入れようが伝わります!
I spy with my little eye a first look at @emraanhashmi in #BardOfBlood. Coming soon. pic.twitter.com/ifKFaj1iFe
— Netflix India (@NetflixIndia) 2019年7月6日
ライバルも多数…?

Netflixのライバル会社、大手Webサービス会社 Amazonが提供するAmazon’s Primeサービスは、音楽・動画のストリーミングサービス、商品購入時の迅速な配送特典を年間999ルピー(約1600円)でPrime会員に提供しています。
さらには、デイズニーが支援するHotstar はインドのストリーミング市場の首位を無料のサービスと、年間365ルピー(約585円)の有料プランを提供しています。Hotstar は2015年2月にサービスを開始し、既に6300万人の会員数を持ち4世帯に1世帯が加入している状況です。
Netflixは上記2社にはコスト面では劣るものの、コンテンツ面での充実を測っています!
世界初!?インドで「Netflix依存症」

昨年10月世界精神衛生連盟(WFMH)が制定した”世界メンタルヘルスデー”において、インドの国立神経科学精神衛生研究所は「Netflix依存症」に苦しむ患者を救済したという報告を行いました。
インドにおけるNetflix加入者の1日平均視聴時間は50分。
しかし、患者男性は、1日7時間もNetflixの作品を見続けるという生活を半年以上も続け、睡眠障害や身体的疲労、眼精疲労などの症状が出てしまい、インド・バンガロールにある施設に入所しました。
その男性は半年以上無職で、家族から職を見つけるようプレッシャーをかけられており、その重圧から逃れるためにNetflixで視聴を続けていたということです。
「Netflix依存症」にならないための対処法として、1時間おきに深呼吸を5分間することを研究所は推奨しています。
まとめ
年々盛り上がりを見せている動画配信サービス市場。動画を見る側も自己管理をして楽しみたいですね。
今後 Netflix がどのような戦略を打ち出すのか、注目です!
参考
Forbes Japan
The Indian Express