こんにちは!Miraist編集部です。

みなさんは、「シャオミ(Xiaomi)」という中国のスマートフォンメーカーをご存知でしょうか?

シャオミは日本ではあまり馴染みのないメーカーかと思いますが、インドのスマホ市場でトップシェアの座を獲得しています。そして、今後インドで新しく3つの工場を建設することを2018年4月に発表しました。

シャオミは、中国・北京に本社を置くスマートフォンメーカーで2010年に設立されました。

設立されてから8年の間に、中国国内だけでなく海外でも数多くのファンを獲得し、2015年には1日でなんと212万台の携帯電話を販売したというギネス記録も持つシャオミ。

スマートフォンだけでなく、時計のように腕につけることのできるコンピューターやスマート空気清浄機、電動のスマートスクーターなども販売しており、世界40以上の国・地域に展開しています。

サムスンを追い上げる

Forbes Japanによると、2014年にシャオミがインド市場に進出した後、スマホ市場で競合である韓国のメーカーサムスンを猛烈な勢いで追い上げています。

市場調査会社IDCによると、インドにおけるシャオミの2017年第4四半期の市場シェアは26.8%。
2016年にインドで販売されたスマホは1億2000万台に達し、2020年には売上ベースで現在の2倍の規模に達すると見込まれています。

インドの大女優カトリーナ・カイフ

photo by Business Today
Xiaomiのモデルに起用されたインドの大女優カトリーナ・カイフ

着実に上がっている知名度

シャオミは、マーケティングコストをかけないことで有名でしたが、近年は屋外広告やテレビでのCMも作成し、ブランドアンバサダーにはインド映画の大女優カトリーナ・カイフも起用し、着実に知名度を上げています。

また、インドで最も人気の高いスマホ5機種のうち3機種がシャオミ製であり、「シャオミが将来のインドのスマホ市場をリードする」と述べるアナリストもいるようです。

インドで生産するこだわり

シャオミがインドで意識しているのは、「インドで生産する」ということ。

モディ首相の掲げる「メイク・イン・インディア」の政策方針に沿って、インドに工場を作り、インド人を雇用し、インド市場を動かしています。

AFP BB newsによると、シャオミは、携帯電話本体の約半分のコストを占めるスマートフォンの最も重要な部品のひとつであるプリント基板の組み立て工場をインドに建てようとしています。

2018年第3四半期までに、この回路基板組立の現地生産比率を100%にする計画を立てています。

まとめ

インドのスマホ市場は、世界中の企業が注目しており、各社しのぎを削っています。

今後どの企業が市場を勝ち取っていくか、目が離せませんね!

 

 

参考
Forbes Japan
Yahoo! ニュース
AFP BB news