現代社会は、「VUCA(ブーカ)時代」と呼ばれています。

VUCAの時代というのは、変化が激しく、不確実性が高く、そして複雑且つあいまいである、予想不可能な時代ということ。

Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)の4つの頭文字をとってVUCAと呼ばれています。

今回は、最近話題としてあげられる
「VUCAの本質とは何なのか」
「VUCA時代で生き抜くためには何が必要なのか」
「VUCA時代で考えたい働き方」
についてご説明します。

 

「VUCA」時代とは?

上記でも述べたように「VUCA」とは、Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)の4つの頭文字を組み合わせ言葉です。

もともと「VUCA」という言葉は、1990年代後半に戦後の国家情勢を表すものとして生まれましたが、2010年頃からは現在のビジネス環境を表現するキーワードとして広まってきています。

ではそれぞれの本質とはどういうことなのか、1つずつ見ていきましょう。

Volatility(変動性)

ビジネススタイルやサービスの形は人工知能やIT技術の発達によって劇的に変わってきており、今までのモデルは通用しなくなっています。この現代社会で10年、20年後の見通しを立てることは困難になってきています。

例えば、Web関連サービスの歴史はまだ25年前に始まったばかりです。その中でもSNSの誕生と普及は凄まじい変化を世の中に起こしています。

日本では「mixi」が2004年にサービスを開始し日本にSNS文化を広めましたが、今では「Facebook」や「Twitter」「Instagram」といったSNSが主流です。そして2019年現在、SNSを使ったインフルエンサーマーケティングの市場規模だけでも、267億円に上っています。

しかし、最近話題になっている「ソーシャル疲れ」がより広まり、SNSのアクティブユーザーが減少していくかもしれません。

このようにIT技術の進歩と共に、価値観も猛烈に変化しており、変動性に溢れている世の中に私たちは生きています。

 

Uncertainty(不確実性)

日本では、2019年から本格的に始動し始めた働き方改革。

年功序列や終身雇用といった働き方に関する伝統は崩壊しつつあり、大企業に入れば安定した人生が保証されるという今までの ”安泰” はもうないと言っても過言ではありません。

また近年発生している大規模な自然災害や気候変動も、事前に蓄積されたデータに基づいて予測が行われていますが、予測を上回る災害も起こっています。

このように、今までは確実とされていたことが、不確実になりつつある今。

この記事を読んでいるあなたも不確実性を肌で感じているのではないでしょうか。

 

Complexity(複雑性)

日本は ”課題先進国” と言われているように、少子高齢化をはじめとして、まだどの国も経験したことがない様々な問題を抱えています。

日本の労働人口が減少している条件に加え、労働市場が正規雇用と非正規雇用に分断されてきており、年金問題はより複雑化。

問題解決は単純ではなく、1つの企業、1つの国だけでは解決できずより一層困難になってきています。

 

Ambiguity(曖昧性)

様々な面で多様性が広く受容されるようになった現代では、価値観も多様化してきています。

これまでは私たちはテレビや新聞などのマスメディアからしか情報を受けることはなかったですが、今ではインターネットやSNSを利用して誰でも情報を発信できるようになりました。

こうして様々な考え方が広がり、「何が正解なのか」が曖昧な時代になってきています。

 

「VUCA」時代を生き抜くためには?

上記でご説明したVUCA時代で生き抜くために、どのような事が求められているのでしょうか?

情報収集を怠らず学習し続ける

「人生 100 年時代」の到来により、これまで以上に長期にわたり働くことが前提となり、”働く”ことと“学ぶ”ことが一体化すると言われています。

経済産業省 中小企業庁が「我が国産業における人材力強化に向けた研究会」(人材力研究会)報告書 ではこう述べられています。

個人の職業人生は長くなる一方で、スキルの賞味期限 は短期化。一つのスキル・経験でいつまでも活躍することは困難。個人が活 躍し続けるためには、「働く」ことと「学ぶ」ことの一体化が必要不可欠。 

普段から情報収集を行い、柔軟な思考を磨く。そして情報を集めるだけで終わらず、アウトプットとしての学び続け、斬新な発想などを追求し続ける。

という行動がVUCA時代で求められているのです。

 

VUCA時代で考えたい「働き方」について

世間ではダイバーシティが叫ばれ、多様な働き方ができるように少しずつ社会も変化してきました。それと同時に大企業に入れば安泰という考え方は崩壊しつつあり、自らでキャリアを開拓する時代になってきています。

そんな予想不可能な時代であるからこそ、「形式にとらわれずに働くこと」が大切になってきます。

「今まで通りのやり方で大丈夫だろう」という思いが根底にあると、変化を求めず働くことが当たり前になってしまう恐れがあります。

上記では「VUCA時代」を生き抜くためには、学習し続けることが大切だと述べました。その学びを生かして従来の形式にとらわれることなく働くこと、常に現状に満足せず、常に変化を求め働くことが求められているのです。

 

VUCA時代での「海外で働く」という選択肢

そして「VUCA時代」において、 “自らのキャリアを全力で生き抜きたい方”に知って欲しい

「海外で働く」という選択肢。

日本を離れ海外で働き生活することで、日本にいるだけでは知り得ないような「学び」で溢れています。
また「当たり前」である価値観が覆され、斬新な発想が鍛えられ、VUCAを受容する柔軟なマインドセットが醸成されるスピードは早くなるでしょう。

さらに、海外で働く人は、自ら主体的に行動している人が多く、比較的学習意欲が高い人が多いです。そのような周りの環境にも刺激され、「学ぶことが当たり前になった」というような声もよく耳にします。

また、日本経済が収縮していく中で、主体的に日本を出てグローバルに活躍した経験は転職市場において高く評価されます。

これから日本国内でも外国人労働者が増え、さらにグローバル化が進むとされています。一度海外で働いた経験は、数年後日本に戻るとしても求められる経験になるはずです。

海外で働いた経験を通じて、VUCA時代を生き抜く素養が身に付く。

そして、その経験は未来の自分への投資になるでしょう。

 

まとめ

5〜10年前に比べると現在は明らかにVUCAの度合いが増しており、予想不可能な事象はまだ増えていくとされています。

その予測不可能な時代(VUCA時代)を生き抜くためにもう一度考えてみたい「働き方」について今回はお伝えしました。

これを機にもう一度

「これからのVUCA時代、どう働いて生きていきたいのか」

について考えてみませんか…?