こんにちは!Miraist 編集部です。

インド就職を検討する上で不安や心配事はつきものです。
また、なんとかインドでの就業先が決まった後も、”インド”という土地柄、仕事面だけでなく生活面も含め、渡航するまでに沢山の心配事が出てくると思います。

この記事でインド就職に伴う不安を1つずつ解消していけたらと思います!

語学力

語学力

 

「インド就職」と聞くと英語力に不安を感じてしまう人もいるのではないでしょうか。
もちろん、現地のインド人とのコミュニケーションツールである英語は必要です。インド就職で英語力は重要視され、高い英語力は大きな武器になり得ます。

ですが英語力が全てではありません。前提として企業は即戦力になる人物を求めています。即戦力の定義は企業によって異なりますが、実務経験・専門的スキルも大いに武器になり得ます。

また「インドで長期的に就業できること」を重要視する企業はインドで働く覚悟や動機などを重要視しています。

VISA取得

VISA


就労ビザは、現時点では他のアジアの国と比べると取得条件が比較的ハードルが低いと言えます。他の国ではそれまでの学歴・職歴・給与などが審査基準になることがありますが、現時点では特にありません。

ただし、今後はインド国内失業者数を減らすため取得が厳しくなる可能性があると言われているので注意が必要です。

給与

給与


インド就職をする外国人には年間1,625,000インドルピー(260万円程度 ※2019年7月時点)以上の支払いが義務付けられています。

これは、インド人のホワイトカラー平均給与の約3倍に相当し、現地で生活するには問題ない水準です。また、タイやベトナムの現地採用の日本人の平均的な年収(200〜250万円)と比べても高いです。また、経験やスキルによってはプラスαの給与が支給される場合が多いです。

食生活

インドの食生活


インドでは毎日カレーを食べてるの?」と思う方もいると思います。そんなことありません!日本企業が多くあるデリーやグルガオンでは、韓国料理やタイ料理、中華料理、イタリア料理など様々な国の料理を楽しむことができます。

インドは日本よりもデリバリーサービスが充実しており、「料理をする気が起こらない、だけど外に食べに行くのは面倒。」というような日にとても便利です。食後のアイス1カップからでも注文が可能です!

また、最近では日本食文化も浸透しつつあります。タイやベトナムなどの東南アジア諸国と比べると日本食レストランの店舗数は多くはないですが、日本と変わらないクオリティーで日本食を味わうことができるようになってきています。
上記で述べたデリバリーサービスを利用してお寿司を注文することもできます!

そしてやはり一番節約できるのは自炊です!お肉も野菜と同様スーパーマケットで購入できます。

デリー・グルガオンには韓国食材店が何軒かあります。韓国食材店は韓国食材に加え、日本食材も置いているということで、日本人御用達のスーパーです。豆腐・もやし・調味料・からあげ粉・お漬物など、幅広く取り揃えています。

ですが日本食材は日本で買うよりも高価になっているので、自炊をする予定の方は、日本から調味料などを持ってくることをお勧めします。

物価

インドの物価


基本的にインドの物価は、日本の「約3分の1」だと言われています。水はミネラルウォーター1リットルで20Rs(日本円で約37円)ほど。ローカルのお店で食べるインド料理は定食(カレー+ナン+ヨーグルト)150ルピー(約240円)ほどでお腹いっぱい食べることができます。

また、4月〜8月にかけてインドではマンゴーが旬の時期になります。日本ではマンゴーは手軽に手に入らないですが、インドでは種類によって変わりますが5個で約200ルピー(約320円)でマンゴーを楽しむことができます。

日本食はメニューにもよりますが、お昼にお弁当を食べる場合は400ルピー前後(約640円)です。

衣服はローカルなマーケットなどで買い物をすれば、Tシャツ一枚100ルピー(約160円)ぐらいでも買うことができますが、ショッピングモールなどに入っている「ZARA」や「H&M」などで買い物をする分には日本とあまり値段の違いはありません。

交通費としては、メトロを使えばデリー市内からグルガオンまで、だいたい30分弱で運賃はなんと20ルピー(約32円)ほど。また、インドの生活には欠かせない配車アプリ “Uber” を使うと、1キロメートル約40ルピー(約64円)で移動することができます。日本のタクシーと比べると破格です!

休日の過ごし方

インドの休日の過ごし方


「インドには休日出掛けるところがあるの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、インドでの休日の楽しみ方は数え切れないくらいあります!

日本企業が多くあるデリーやグルガオンでは、休日にモール等でショッピングをしたり、近くのレストランで友人と食事をしたり、映画館に行ったり、日本と変わらないような休日を過ごすことができます。

他には、ヨガ・ボリウッドダンスなどインドならではの習い事に行ったり、サークル活動を楽しんだり、英語やヒンディー語などの語学を勉強する方も多いようです。無料Wi-Fiを利用できるおしゃれなカフェもありますので、作業をしたり、ゆったりと読書をして過ごすこともできます。

インドの伝統的な医療法であるアーユルベーダや、マッサージなどのリラクゼーションで息抜きするのもおすすめです。また、格安の国内線を使って、インド各地の世界遺産や観光地に旅行することも可能です。

住居

インドの住居

インドで働くにあたり、どういったところに住むのか、家賃はどのくらいの相場なのか不安になる方もいると思います。

現地採用でインドに来られた方は、企業から住居が提供される場合もありますが、提供されない場合は住居が決定するまでの数週間、ホテル暮らしをすることが多いです。家探しの際は、その土地に詳しいエージェントの方がいますので、エージェントと一緒に探すのが安心です!ローカルの会社も、日本人の方が運営している日系のエージェントもあります。

インドでは物件の間取りを1BHK(ベッドルーム・ホール・キッチン)と表します。ホールは、日本でいうリビングやダイニングと同じです。
部屋の種類として、①家具なし ②家具つき ③家具+サービスつき(ハウスキーピングなど)に分けられます。

家賃の相場は1R(ワンルーム)で約2万ルピーほど(約3万2千円)、また家具付きであったりハウスキーピングが付いているサービスアパートメントであれば、約3万ルピー〜(約4万8千円〜)になります。

ロケーションや家具のありなし、そしてサービスの種類によって値段が変わってくるので、様々な物件を比べながら一番自分に合う家を探すことをお勧めします。

治安

インドの治安


インドで働く際、治安面が不安要素になる方も多いのではないでしょうか。

デリー・グルガオンのオフィス街やその周辺は、観光客の多いエリアとは違ってスリやひったくりの発生率は低いです。ただ、他のアジア諸国と同じように、夜中遅くまで1人で出歩かない、知らない人には付いていかない、女性は露出度が高い服を着ない、などの最低限の注意は必要です。

休みを利用して観光地などに旅行に行く場合、リキシャを利用するときや、地元のマーケットで買い物をする時に、ぼったくりに合う可能性もあります。

他のアジアの途上国でもぼったくりはよくあることですが、対処策として相場感を知ることが一番大事です。事前に相場を把握し、交渉時に相場感と比べ高いと感じたらきっぱり他をあたりましょう。他をあたる姿勢を見せると、値段交渉に応じてくる場合もあります。

まとめ

インド就職に不安や心配事はつきものです。上記の例以外にも、人それぞれ不安になる要素はあると思います。

あと、一歩「インド就職」に踏み出す為に必要なものは、少しの勇気と情報です。

この記事で少しでもインド就職の不安を取り除くことができたら幸いです。