元ITエンジニアで今は江戸川区議員! インド出身のよぎさんに突撃インタビュー!

こんにちは!Miraist編集部です。

今回は、Miraist代表関野とともに“よぎさん”の愛称で親しまれている、プラニク・ヨゲンドラさんに突撃インタビューをさせていただきました!

よぎさんは今年4月、江戸川区の区議会議員選挙で初当選を果たしました。国内だけでなくインドや中国など海外のメディアにも多く取り上げられ、今とても注目されている方です。当選、本当におめでとうございます!

「インドと日本の架け橋になる」

彼のその熱い想いに関野も共感、今回よぎさんのご自宅でお話をさせていただいたのですが、初めてお会いしたよぎさんはとてもフレンドリーな方で、笑いの絶えない貴重な時間になりました。

今回はその様子をお伝えします!

よぎさんが運営するレストラン“Reka(レカ)”の前で!

よぎさんの横断幕の前で!


その前に、みなさんご存知でしょうか?

よぎさんがお住まいの江戸川区。ここには東京都に住むインド出身の方の約1/3が住んでいます。その数約4000人。街でも多くのインド人の方を見かけます。
江戸川区の中でも特に西葛西にはインド人学校もあり、多くのインド人の方が住んでいらっしゃいます。

そこではディワリというインドのお正月のようなお祭りが一年に二度行われています。

(実際に筆者もディワリフェスタに参加したことがあるのですが、美しいサリーをまとった方、汗をかきながらインドカレーを作る方、インド舞踊を楽しそうに踊るお子さん…みなさん和気あいあいと楽しんでおり、インドを体感できました。)

インド文化をたっぷり味わえるお祭りですので、ぜひ参加してみて下さい!

ディワリフェスタの様子。子どもたちのパフォーマンス、盛り上がっていました!

 

関野:さっそく、よぎさんにいくつか質問をさせていただきたいと思います。
よぎさんが日本に来たきっかけや、その時の印象をお聞かせ下さい。

 

よぎさん:最初に日本に来たのは、1997年でした。
日本国外務基金の国費留学生として日本を訪れたのですが、当時大学生で20歳だった私は、日本の秩序のあるインフラに一目惚れしましたね。自分が生まれ育ったインドとはかなり違う環境で、すべてが綺麗に整っていることにびっくりしました。
また、社会の中で誰もが自分の役割を果たしているところにも好感を覚えました。

 

関野:最近はインドのインフラもかなり整ってきたと思いますが、20年前のインドとなると現状が違いますよね。日本にいらした後のキャリアを教えていただけますか?

 

よぎさん:はい。2001年から日本国内のIT企業に入社し、2010年に日系銀行に転職しました。
その流れで2014年からIT企業の日本支社長になり、2019年に銀行に戻りましたが、2019年4月の地方統一選挙に出馬し、インド出身としては初の区議会議員となりました。かなりプレッシャーもありますけど、楽しんでいます。

 

関野:インド家庭料理店「Reka(レカ)」も経営されており、多くのメディアに取り上げられていますよね!
インドで売っているスパイスなどもお店に置いてあって、かなり本格的。インドの味をしっかり味わえると聞きました。

 

よぎさん:そうですね、各家庭でお母さんが作るような、心を込めたヘルシーな料理を提供しています。インドに行ったことのある人は懐かしく感じるのではないでしょうか!
(詳しくはこちら!→https://www.rekacorp.com/

 

スパイスや調理の幅広い知識を持つレカママ。笑顔がとっても素敵です!

 

関野:そんなお母さんの味を味わえないことも、インドから日本に来たばかりの時にはある意味辛かったかと思いますが、よぎさんにとって困難だったことはありましたか?

 

よぎさん:そうですね、最初はやはり難しい部分もありましたよ。仕事でも、残業もハードではありましたが、やはり文化の違いは身をもって感じていました。

インド人は、「私の人生にどんんどん入ってきて欲しい!Welcome!」の精神が強いですが、日本にはそのようなぐいぐい切り込んでいく勢いや文化はあまりありませんよね。これはどちらがいい、悪いということではなく文化の違いですが、寂しいなと感じることもありました。
それと同時に、外国人がもっと日本のコミュニティに入っていくべきだと感じましたね。日本文化に溶け込めば、また見えてくる世界も違ってくるので。


関野:なるほど!よぎさんご自身も、日本に溶け込もうと様々な努力をされたのでしょうか?

 

よぎさん:そうですね、一度日本を離れたこともあったのですが、落ち着いて日本で働きたいと思い始め「安心して働きたい。いい仕事をしたい。」と想いは強くなりました。
2005年に西葛西に引っ越したことをきっかけに日本に溶け込もう!と思い、積極的に日本で「郷に入れば郷に従え」をモットーに生活を始めました。

やたらとお祭りに参加する、PTA、自治会、掃除や防災のコミュニティ、スポーツ系の集まり…なんでもやりましたね。自分が興味持ったことには参加するようにしていました。

 

関野:かなりアクティブに行動していたのですね!いくつものコミュニティに入ってみて、どうでしたか?

 

よぎさん:日本人と自分の距離がぐっと縮まっていきましたね。様々な人と関わって、価値観を共有できるようになって。生活が格段に楽しくなりました。

海外から日本に働きに来た人の中にも、日本に馴染めずに帰ってしまう人がいるんですよね。とてももったいないと思います。

 

関野:よぎさんのように、日本のコミュニティに積極的に入ることは大事ですね。

 

よぎさん:他の文化に対して「こわい」と思うことは誰しもあると思うんです。
日本人が他の国から来た人に対してその壁を乗り越えるというよりは、インド人や海外の人に、「自分から入っていこう!」と私は言いたいです。


関野:新しい文化に飛び込んでやっていくのは、最初はハードルが高いと感じる人も多いですよね。

 

よぎさん:そうなんです。でも、私は距離を縮めるために、3つの要素が大切だと思っています。私がいつも言っていることなのですが、インドや海外から日本に来て働く人に大切にしてほしいことです。それは、

 

①言葉
日本語を覚えること。今は多くのエンジニアがインドから来ていますが、採用の形も変わってきていると思います。というのも、海外から雇う人はなるべく日本に長期的にいてほしいですし、海外から来るエンジニアはもっと日本人と同じ基準になると思うからです。
その中でも、やはり言語は大切。日本語を学ぼうという姿勢は不可欠です。

 

②食事
日本の食事を食べてみてほしい。なんでも挑戦してみよう!と言っています。
私自身、日本食は正直初めから好きというわけではありませんでした。日本に来た当初はそもそもベジタリアンでしたので。ですが、いろんなものを少しずつ食べようと努力した結果、今ではウニを締めに食べるくらい寿司もなんでも食べることができるようになりましたね。何事も努力です。(す、すごい!)

 

③日本の人がやっていることを真似してみる。
エチケットやマナーなど、日本の文化が美としているものを理解するのも、大切なことだと思っています。
電車の中で気をつけなければならないマナー(携帯電話を使用しないなど)や、ひとりの生活者としてきちんと守る、その時と所と場合に応じて服装なども気をつけるなどのTPO、など意識をしていましたし、文化に溶け込む上で欠かせないことだと感じています。

 

関野:2012年に日本国籍を取得して選挙に出馬した、よぎさん。
新しい国で働き、生活して、今は江戸川区を包括的に活性化し、よりよい街にしようと活動されています。

ぎさんにしか発信できない強いメッセージは、多くの人に行動するきっかけや勇気を与えているのでは。

 

よぎさん:私だから発信できるメッセージを、今、きちんと世の中に発信したいという想いはありますね

選挙の時に印象的だったことがありまして。子どもたちが「よぎさん!よぎさん!」と街宣車の後ろを走って追いかけてくるんですよ。子どもたちや若い世代に伝えたメッセージが、彼らの親世代にも広まっていく。次第に「よぎ」としての知名度が上がり、選挙で票を入れてくださる方がいらっしゃいました。

自分の発するメッセージにより責任が伴うようになってきましたが、私自身、社会や、人の生き方・考え方に影響を及ぼしたいという想いはずっと変わらずにあるんです。これからも、積極的に発信していきたいです。

 

 

関野:応援しております!最後に、よぎさんから、日本で働くことを考えている海外の方に、メッセージをお願い致します!

 

よぎさん:言うだけではなくて、まずは行動!Just Do It!ということですね。
まずは小さくても行動を起こしてみる。それを忘れないでほしいです!

 

関野:よぎさん、大変お忙しい中お時間を割いていただきありがとうございました!

 

 


編集後記

よぎさんはとてもフレンドリーな方で、政治の話からインドと日本の文化の話、よぎさんの想いやこれからの展望なども話していただきました。

日本に来た時に、すぐには生活に馴染めなかったと語るよぎさん。自分から積極的にチャンスを掴んでいきながら、キャリアを切り開き奮闘されている姿に大変刺激されました。
新しい国で働く上で困難なことも、楽しいことも身をもって体験しているよぎさんの言葉には重みがありました。

 

「インドと日本の架け橋になる」この想いを議員として実現するよぎさん。我々も、その想いに大変共鳴しております。Miraistのミッションである「The Bridge Between India and Japan」を体現すべく、今後も精進して参ります。

よぎさん、改めて大変お忙しい中貴重なお時間を割いてくださりありがとうございました!